○今週の気になる暮らしのマネーワード何ですか?
「持ってる?オンライン名刺」です。 ○オンライン名刺ですか?持ったことももらったこともありません! 私もです(笑 ○ついに名刺もデジタル化ですか? コロナで在宅ワークが増え、Web会議ではじめてあった方と結局名刺交換していないので知っているのはメールアドレスだけ何てケース増えてますよね。 ○そうですね。たしかに遠隔地との打ち合わせはオンラインで済ませることが一般的になりました。 アメリカで静かに流行り始めているのが、このオンライン名刺なんです。 ○面白いですね。Web会議やWebセミナーではパソコンやスマホを切ってしまえば何も残らないですものね。 さすがにアメリカでもオンライン名刺に完全移行する人は少ないようですが、ハイブリット名刺は普及しているようです ○ハイブリット名刺って、どんなものなんですか? 紙の名刺にQRコードが印刷してあって、そこを読み取るとオンライン名刺にアクセスできるというものです。 ○オンラインの名刺って、どんなメリットがあるんですか? 例えばオンライン名刺だと、部署や電話番号が変わっても常に最新の情報に変えることができるので古くならないのが大きな特徴です。 ○確かに古い名刺から電話をすると他の部署に移りましたとか言われるケースありますね。 また、名刺をもらったあとにスマホやパソコンの住所録に手入力する必要がなくなります。 ○それは便利ですね。展示会やセミナーなどで大勢の人にあった翌日に名刺の整理はたいへんな作業です。 日本でもこのハイブリットの名刺であれば利便性があがるので魅力がありそうです。 2.「おひとりさまの老後・終活について考える(その2)」 ○今日は「おひとり様の老後・終活について考える(その2)」です。今日はおひとり様の不動産や金融資産についてです。前回聞いたお話では、おひとり様特有の問題があって、それを元気なうちに対応しておくことが必要とのお話でした。今日はおひとり様の資産や相続についてのお話ですね。 おひとり様で親はすでに他界しており兄弟姉妹もいない場合、何もしていないと残した財産はすべて国庫に帰属することとなります。つまり、すべて国のものとなります。せっかく築いた財産を国に納付するのではなく、寄付やお世話になった方に譲りたいという場合もあると思います。 ○その場合はどんな方法があるのですか? 遺言書を作成することが必要です。 ○遺言書というと相当資産のある方が活用するものというイメージがありますが。 いえいえそんなことはないです。資産の大小にかかわらず作っておくことが大切です。 ○それはなぜですか? おひとり様の場合、親または祖父母が法定相続人となります。他界している場合は兄弟姉妹、兄弟姉妹の中でなくなっている人がいる場合は、その子供が相続人になります。遺言書をつくらなかった場合は相続人全員がそろった状態でなければ、様々な手続きを行うことはできません。兄弟姉妹や甥・姪であっても長年連絡をとっていない、あるいは一度も会ったことがないということも考えられます。連絡先を知らないなど手続きがスムーズに進まないケースが考えられるからです。 ○昔のように親族が一同に集まるといった機会も減っているので、それはなおさらですよね? そうですね。おひとり様に限った話ではないのですが、相続財産を把握できないといったケースが少なくありません。生前に身近にいた人が少なく、相続人となった人との関係も非常に希薄なことが少なくないからです。遺言書作成時には財産目録という自分の資産の一覧表を添付しますので残された方も把握が可能になります。 ○なるほど。 また法定相続人以外の人、例えばめいに非常に世話になったので財産を譲りたい場合は、兄弟であるめいの親が生きている場合はめいは相続人ではないので、遺言書の作成が必要です。お世話になったヘルパーさんに財産を譲りたいといった場合も同様です。また特定の団体に寄付する場合も遺言書の作成が必要です。 ○おひとり様の場合自分の残した財産を特定の人に渡したいという願いがある場合は遺言書が必要なんですね。遺言書はどうやって作るのですか? 自筆証書遺言と公正証書遺言があります。自筆証書遺言は自宅で保管も可能ですが、法務局保管制度があり、3900円で保管でき、死亡時の通知もありますので比較的ハードルが低いです。遺言書の内容についてチェクはないですが、形式不備のチェックはしてくれますのでその点も安心ですね。 ○元気なうちにしっかりと準備をしておくことがポイントとなりそうですね。 今回でライフデザインラボは最終回となります。今後皆様にお話できる機会もあるかと思います。またの機会をお楽しみに!
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1.気になる暮らしのマネーワード「NISAが変わる」
○今週の気になる暮らしのマネーワード何ですか? 「NISAが変わるです」です。 ○岸田さんの所得倍増計画の目玉が「NISAの拡充」ですね。 2014年からイギリスのISAを手本に少額投資非課税制度「NISA」が始まりました。その制度が改正され、今は「つみたてNISA」「一般NISA」「ジュニアNISA」の3本立てになりました。現在の口座数は1800万口座と国民レベルで考えると道半ばという状態です。改正のたびに複雑になりわかりにくくなってきているのも事実です。 ○NISAはどのように変わるのですか? 現時点では金融庁が提出している案という段階です。最終的には財務省との協議で決まりますので決定ではないので、こう変わりそうというお話をします。 ○予告ですね。 そうです。いくつかポイントがあるので順番にお話しますね。 ○1つ目はなんですか? 現在3種類あるNISAは新NISAでは一本化の方向で議論が進んでいます。 ○わかりやすくなりそうですね。 2つ目はNISA制度の恒久化です。今までのNISAには行っての年までしか使えないという制限付きだったんですが、今後はずっと使えるようになりそうです。そして非課税期間も無期限にするよう議論が進んでいます。同時に限度枠の拡大も議論されています。今はつみたてNISAで800万円の枠でしたが今後は拡大しそうです。 ○それはいいですね。 そして最後に対象年齢が未成年まで拡大することも議論されています ○ジュニアNISAは来年で終了と聞いていましたのでそれは朗報ですね。 新NISAでは生涯にわたって利用できる魅力的な制度になりそうですので、楽しみですね! 2.「おひとりさまの老後・終活について考える」 ○いよいよ資産形成が暮らしに溶け込む時代がやってきそうですね。今日は「おひとり様の老後・終活について考える」ですが、なぜ「おひとりさま」なんですか? 以前「マネーワード」でもお伝えしましたが、おひとり様が今後高いペースで増えて行きます。おふたり様であってもパートナーと死別した場合はおひとり様になってしまうケースも考えられます。 ○おひとり様の場合の老後はどんなことに備える必要があるのですか? 例えば生命保険の場合、保険会社の多くは受取人は2親等以内の親族と決められています。ご自身が高齢化した時点で受取人がいなくなるケースなどです。 ○その場合どうなるんですか? 保険会社によって対応が違うのですが多くの場合は解約せざる得ないということになります。 ○それは困った話ですね。 そもそも保険が必要なのかを見直すタイミングがあったはずでしたが、何となく続けてしまっているというケースは多いはずです。おひとり様の保険は受取人がご自身のもの、例えば医療保険・介護保険、解約したときにお金が戻ってくるものを中心に組み立て直すと良いでしょう。 ○そこは早めの見直しが必要だったんですね。他にはどんなことがあるんですか? 例えば介護施設に入る場合や入院する場合に身元保証をを要求される場合があります。 ○それは何ですが 利用料や医療費の支払いの保証、万一なくなった場合の引受など通常は身元保証人として親族が引き受けるものです。 ○近くに親族がいないケースなどは考えられますね。 また、御本人が亡くなられたあと、お葬式はどうするのか?お墓はどうするのか?家の整理はどうするのか?など色々やらなければならないことが多いんです。 ○そういう場合に備えてどうすれば良いのですか? 意思表示をしておくことが大切です。事前に頼める人、親族や友人などに具体的にお願いしておくことが一案です。ただしお金がどうしても絡む話になりますので、任意後見や死後事務委任という形で契約を結ぶなど対応が必要になります。ただ「親族や友人と契約を結ぶのはどうも?」という場合が多いと思います。 その場合は、弁護士・司法書士・行政書士なと契約を結ぶ、または信託銀行にはおひとり様信託というパッケージ商品もあるので、それを活用することも可能です。親族・友人以外と契約することは、それなりの費用がかかるのも事実です。 ○元気なうちに準備をすることが大切なんですね。 そうですね。どうしたいのかを明確にして文章にして残しておく、第三者に依頼する場合はお金の問題も絡むので契約書を締結して頼まれた人が動きやすい様にするなど一定の配慮が必要です。またおひとり様の不動産や家賃や資産につても元気なうちに対応が必要な部分が多々あります。この話は次回にお話しします。 ○わかりました。次回は「おひとり様の老後・就活について考える(その2)」をお届けします。 以上 1.気になる暮らしのマネーワード「デジタル・ノマド・ビザ」
○今週の気になる暮らしのマネーワード何ですか? 「デジタル・ノマド・ビザ」です。 ○ノマドというと、カフェでパソコンで仕事をしている人のことですね。 実はコロナ感染拡大後にリモートワークが一気に広がりましたよね。 ○会社に行かなくても仕事ができるノマドワーカーも一気に拡がったということですか? そうなんです。アメリカではノマドワーカーが2019年には700万人だったのが2021年には1500万人と倍増したんです。 ○ ものすごい勢いで増えているんですね。 しかもデジタル・ノマドワーカーは熟練の知識労働者が多く高収入の人が多いのが特徴です。中には海外で長期滞在しながら仕事をするノマドワーカーも増えてきているのです。 ○そうした人たちにビザを発給するのが「デジタル・ノマド・ビザ」ですね。 そうです。通常ノマドが海外で仕事をする場合観光ビザで入国するケースが多く滞在期間が限られていたんですが、「デジタル・ノマド・ビザ」発給する国では最長5年の滞在期間や税制優遇するなどノマドワーカーにも魅力的なビザを発給し競争になっているんです。 ○「デジタル・ノマド・ビザ」を発行しているのはどんな国ですか? ラトビア・クロアチア等東欧諸国から最近ではイタリア・スペイン等。アジアではタイ・ドバイ等。アメリカの隣のメキシコ等です。 ○「デジタル・ノマド・ビザ」を発給する国はなぜノマドワーカーを呼び込もうとしているのですか? コロナで短期滞在型の観光客を呼び込むのが困難になっていること。ノマドワーカーが観光ビザで大量に押し寄せるとビザや税金など行政上の問題や家賃を押し上げるなど住民との問題が生じる場合があるため、専用のビザを発給してスムーズに対応できるようにしているのです。 なんといっても収入がある人が長期で住んでもらうことは、町の活性化という意味では大きな意味があると思います。 ○日本でも「デジタル・ノマド・ビザ」を発給しているのですか? 日本国内のワーケーションの話は聞きますが、「デジタル・ノマド・ビザ」の話は聞いたことがありません。海外の優秀な人材を取り込むということが日本は苦手なんでしょうね。 2.「目指せFIRE!お金を増やす」 ○今回のメインテーマは「目指せFIRE!お金を増やす」ですね。前回放送ではFIREはお金に支配されない暮らし方・生き方を実践するために「大切に使う」「シェアする」「仲間を作る」でお金をたくさん使わなくても素敵な暮らしができるヒントをたくさん聞くことができました。 お金を増やす場合に考えなければならないのは、いつまでにどの程度増やすのか?そのためにはどの位の資金を運用に回すことができるのかをしっかりと考えゴールを設定することです。 ありがちなのは例えばNISAがみんな取り組んでいるので、遅れてはいけない取り敢えず月1万円から始めてみようなど、取り敢えず「やった感」だけで満足してしまうケースです。 ○FIREの場合どのようにゴールを設定するのがよいのでしょうか? FIREの場合は100%運用からの取り崩しが収入ラインとなりますから、このラインが支出額を突き抜けたときFIREが達成できる領域に入ったことなります。プチFIREの場合は運用からの取り崩し+FIRE 後に働いて得る収入(または年金)収入ラインになりますのでこのラインが支出額を突き抜けたときFIREが達成できる領域に入ったことなります。 ○運用からの取り崩しって具体的にどうやるんですか? 私たちフィナンシャル・アドバイザーの中では、運用資産の4%を取り崩しても安全、すなわち運用資産が極端に減ることがない「安全引き出し率」と呼んでいます。 この安全引き出し率に基づき、どの程度運用資産が必要かを逆算します。例えば毎年200万円の取り崩しを行う場合は4%で逆算すると5000万円が必要という計算になります。プチFIREを目指す方で、毎年100万円の取り崩しを行う場合は4%で逆算すると2500万円が必要という計算になります。 ○なるほど、ゴールを設定して逆算するとFIREするために必要な運用額が算出できるわけですね。 その通りです。この考え方は老後の資産運用においても有効な考え方です。FIRE達成ラインが明確になると、ゴールとなる運用額も明確になります。 あとはゴールとなる運用額に到達するためにどのくらいの時間軸が必要なのかを考えます。FIREを実行するため一攫千金でゴールを目指す運用を行っていてはいつまでたっても実現しません。どの程度の時間軸が必要なのかを具体的に考えます。 ○時間軸というのは何ですか? 例えばFIREの達成ラインが2000万円で、手持ちの運用に回せる資金が500万円あり、毎年50万円づつ投資に回すとするして、10年後にFIREの達成ライン到達を目指す場合には、どのくらいの利回りで運用すべきかは計算できます。大体無理のない利回りは5ー10%程度で考えるのが一般的です。 ○なるほど、FIREを実現するために必要な期間を設定し淡々と実行していくことが大切ですね。かなり計画的に用意周到に行わうためには砂川さんのようなアドバイザーを活用するのも一案ですね。 FIRE実現するには専門的な知識が必要な部分が少なくないですから、私たちがお手伝いできる分野は小さくないです。資産運用の肝は続けること、例えば積み立てNISAも今のような株式市場の下落局面では1割程度の人が続けることを止めてしまう。アメリカではアドバイザーと一緒に投資を続けている人が多いんですね。 ○スポーツでも本を読むよりもコーチの指導を受けながらうまくなるのと一緒ですね。次回9月16日は「おひとりさまの老後・終活について考える」をお送りいたします。 【オンラインセミナー】 「投資の基本を学ぶ(4回シリーズ)」の4回目:NISA・イデコについて 2022年9月7日(水)18:30ー19:30 講師:砂川 利行 料金:無料 定員:各10名 (先着順・完全予約制) 参加希望者には、後日IDとパスワードをメール致します。 詳しくはコチラ 1.気になる暮らしのマネーワード
○今週の気になる暮らしのマネーワード何ですか? 「お天気保険」です。いまアウトドアブームですよね。今アメリカのセンシブルウェザーというFINTech企業の保険で日本では販売されていませんが「雨が降ったら旅行代金が戻ってくる保険」というのがあるんです。保険に入ると朝の段階で「今日何時から何時まで雨が降るのでお金を返金します」というメッセージが来て返金される保険なんです。 ○旅先で雨が降ると予定が変わってしまいますね。アウトドアや旅先でのアウトドアアクティビティの場合だとなおさらです。それが朝の段階でお金が返金されると気分がウキウキですね。 お金が返金されていれば、旅先で予定の変更ができますので旅行者にとってめちゃくちゃメリットですね。 ○どの位の雨で返金されるんですか? 1時間で1mm以上の雨で2時間以上降った場合に返金されるという保険です。 ○小雨レベルで返金ってすごいですね? 政府の気象のデータを中心に自分たちのアルゴリズムで気象の変化を割り出しているAI企業なんです。ただこの保険が利用できるのは14日前までという条件がつきます。 ○保険料はどのくらいなんですか? だいたい3%-10%を保険料として納めるようです。今後は様々なデータを使った保険がどんどんでてきます。Fintech保険が注目ですね。 2.「目指せFIRE!「収入を増やすにはその2」」 ○今日はメインテーマは「目指せFIRE(応用編)「収入を増やすにはその2」」ですね。前回放送ではまずは現状を把握ということで生涯年収を把握、そして現在お持ちの現預金・自宅や自動車などを加えた資産を把握、そこからローン残高を引いたものが純資産でした。そして生涯年収から純資産を引いた額が今まで使った支出になるでしたね。 そうです。現状を把握した上で収入をどの位増やすと良いのかを具体的に考えていきます。FIREするには目標運用額を設定し、FIRE後に運用額を減らすことなく定期的に取り崩すことが必要ですので、現状を把握しながら目標の運用額を設定していきます。 ○簡単そうな話ではないですね。 そうですね。私たちはこのコーナーでもよく出てくる「ライフプラン表」をベースに色々シュミレーションを掛けてFIREするための目標運用額を設定していますので、結構時間のかかる作業ですね。目標運用額を設定する場合現状の収入で間に合う方は問題なのですが、間に合わない場合は収入を増やす方法を具体的に考えていきます。基本的には3つ方法があります。 ○3つの方法ってなんですか? 1つ目は、「長い時間働く」です。たくさん残業をして手取りを増やす。同僚が嫌がる休日に出勤するなどです。ただ今の御時世残業で稼ぐって発想はいささか時代遅れですね。 ○確かに時代と逆行してますよね。2番めの方法はなんですか? 2つ目は、「時給を上げる」です。自分の仕事における価値を高める方法です。社内で推奨されている資格や資格給で給与アップできる資格を積極的に取るなどは収入アップに直結します。仕事におけるるプロ度・専門性を高めることが大切です。プロ度や専門性を高めても、給与が上がらない会社であれば、次のステップとして「転職」や「独立」も選択肢として出てきます。 ○具体的な目標を持ちながら資格を取り専門性をあげるのは、モチベーションが上がりそうですね。3つ目はなんですか? 3つ目はちょっとハードルがあがりますが「副業で稼ぐ」です。副業を認める企業も増えてきましたので以前より取り組みやすくなってきましたね。副業で稼ぐ具体的な方法の1つは時間で稼ぐです。バイトですね。ただご自身の本業以外の時間を使うことになりますので、限度があるのは確かですね。疲れてしまって本業に支障が出るようだと本末転倒です。 おすすめは、専門性や趣味などを起点とした副業です。仕事を行う上で資格が必要な場合に例えばオンライン上で副業にして稼ぐなんてことも可能です。ただ副業の場合、年20万円を超えたら確定申告が必要ですので注意が必要です。 ○「時給を上げる」と「副業で稼ぐ」も魅力があるのですが確実という点ではモヤモヤしませんか? そうですね。ご自身の次第という点は大きいですね。結婚されている方であれば共働きが確実に収入を増やす方法になります。しかも派遣やパートではなく正社員としてご夫婦ともしっかり働くことは、確実に収入が増えます。一番もったいないのは派遣やパートなのにもかかわらず、正社員とほとんど仕事がかわらない。給与だけ低いというパターンです。ご本人にも何らかの方法で正社員になる努力をすることは大切だと思います。社会は変わりつつありますので、子育てに関して男性も積極的に年休を取得したり、時短労働をすることも、女性のキャリアを中断させないことが重要です。 ○なるほど、ご夫婦の場合は正社員で共働きであれば収入も増えFireにぐっと近づきそうですね。次回8月5日は「目指せFIRE!生活費・支出について考える」をお送りいたします。 ○今週の気になる暮らしのマネーワード何ですか?
「電力不足」です。北海道にも7月から9月まで無理のない範囲で省エネ・節電要請が出ています。 ○電力不足って一体何が起こっているんでしょう? 「発電所を増やせば」って誰もが考えると思うんですが、そう簡単ではないようです。今は石炭・天然ガスの火力発電所が7割を占めています。政府は2050年までにCO2排出量実質ゼロを目指しているので火力発電所を増やすわけにはいかないんです。 ○ではエコな太陽光発電はどうなんですか? 日本は山が多く、新たに設置できる場所が限られているんです。また夜や雪の降る冬の発電量が限られます。 ○風力発電はどうなんですか? 今洋上風力発電が政府主導で動き始めているんですが、本格稼働するのは2030年と発電が始めるまで時間がかかりそうなんです。残るは原発ですが東日本大震災以降は規制基準が厳格化され今動いているのは3基だけです。 ○八方塞がりなんですね。 特に心配なのが今年の冬なんです。冬になると暖房の使用量がアップし、太陽光パネルも稼働率が低下、そして天然ガスについてはヨーロッパや日本はロシアから個別契約で天然ガスを購入していましたが、代替として天然ガス市場から購入する必要が出てきます。価格の上昇と奪い合いになる可能性もあります。節電要請は冬のほうが本格化する可能性が高く、電力不足は今年だけではなく当面続きそうなんです。 2.「目指せFIRE!(実践編)」 ○今日はメインテーマは「目指せFIRE(実践編)「収入を増やすには」」ですね。前回放送では「プチFIRE」ということでFIREも働くことを加えることで柔軟に対応できるようになるということ、そしてFIREするには「収入」「生活費」「資産運用」の3大要素を検討することが大切とのお話でした。 本日は「収入」について考えてみます。まずは現状を把握することから始めましょう。mihoさん学校を卒業してから今までどの位稼がれましたか? ○「え!」月々の給料や年収は考えたことはありますが、仕事を始めてから今までの収入の合計ですか?考えてみたことないです! もし通帳や給与明細を残してある方なら、過去の収入がわかるはずです。記憶ベースでも良いですからいくら位給料をもらっていたか思い出します。 例えば仕事を始めてから5年位は手取り給与は18万くらいだったなと思いました頂くと、あなたの最初の5年間の収入をざっくりベースで把握できます。 18万円X12ヶ月=216万円が手取り年収ですね。これが5年間続いていれば、216万円X5年間=1080万円が働き始めてから5年間の収入になりますね。 ○なるほど 20年間働いた人が、最初の5年が18万円の月給、次の5年が25万円の月給、次の5年が30万円の月給、直近5年の月給が35万円とした場合、20年間での総収入は6480万円になります。 ○まとめて考えると結構な収入になるんですね! ここからがポイントです。残ったもの(資産)について考えます。これは現時点での銀行の通帳の残高、定期預金などあればこれも加えます。積立や投資、そして年金やなども加えます。その他に家や車そして家具など実物資産も金額に換算して加えます。この合計額があなたの資産になります。 ○なるほど、なるほど。 ここから住宅ローンや車のローンがあればローン残高を差し引きます。あなたの資産からローン残高を差し引いた額が、あなたの純資産ということになります。総収入から純資産を差し引いた額が、あなたが今まで支出した金額になります。 ○全体が把握できるんですね。先程の例だと20年働いて収入6480万円の方が、純資産は定期預金と預金で500万円だけだとすると6000万円使ったことになるんですね。それは何とかならなかったのかと反省しそうです。 そうなんです。多くの方が月単位で収入と支出を考えてしまうので、純資産までお金が回らないんですね。たとえば20年間で毎月3万円づつ積み立てると720万円になります。これを仮に利回り5%の商品で運用しながら積み立てると1200万円にハネ上がるんです。ちいさな努力に見えますが20年という時間軸で考えると大きなものなんです。 ○収入と支出を月単位ではなく、もっと大きな単位で考えることが大切なんですね。 そのとおりです。将来の計画につても同じように現状を踏まえ大きな単位で考えることが大切です。「収入を増やすには」もう少しお話がありますので次回その2で続きをお話します。 以上 |
資産形成のことや日々の出来事、思うこと等、お知らせなどを徒然なるままに綴ります。
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1月 2024
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