「投資の勉強法-ネットから情報を得るには?」
○さて、今日は「投資の勉強法-ネットから情報を得るには?」ですが、投資に興味が湧いてくるとネットで検索してという方は多いと思います。でもたくさん情報が出てきます。正直どれを信じてよいのか戸惑っている人も多いですよね。 ですね。まず注意しなければならないのは日付です。株式市場などマーケットは常に動いています。ネットの記事やブログは、その時のマーケットの状況を前提に書かれているものが多いですから、日付の古いものは鵜呑みにしないことが大切です。 ○いつ書かれたものなのか?それは気づかずに読んでしまうケースは多いですね。なるほど。 株価やマーケットに関するものは毎日更新されます。目安としては、1週間前や1ヶ月前のものは今と照らし合わせてどうなのかを考え直す必要があります。投資のやり方やノウハウに関するものは、半年から1年程度、それより古いものは今と照らし合わせてどうなのかを考え直す必要がありますね。またイデコやNISAなどは毎年見直しが行われますので、最新の情報を入手するようにして下さい。 ○ある記事では、「これから投資のチャンス、今を逃してはいけない」と書かれている一方で、「これから暴落がやってくる投資は慎重に」との記事が出てきます。「どっちの記事も本当のように思えてくる…」ニュースを読むと、ますます不安になるという人も多いのではないでしょうか。 実は投資のニュースを選別するポイントがあるんです。 ○え、それはなんですか? 投資に参加している人々はさまざまです。プロの機関投資家、個人投資家でも短期売買を主体とするデイトレーダーや長期で資産形成を行う投資家などがいますよね。 ○いろいろな方が投資に参加しているのはわかります。 プロの投資家は半年先・1年先の投資成果が気になります。そうしなければ自分のボーナスに大きく響くからです。デイトレーダーにとっては、明日または1週間後もしくは1か月後の市場がどう動くのかが最大の関心事となります。 しかし、皆さんのように長期で資産形成を行う投資家はどうでしょうか?今一時的に下落していても5年後・10年後に上昇するのであればあわてる必要はないはず。 ニュース記事を読む場合は、誰に向けて記事が書かれているのかを考えながら目を通すと自分に関係する記事かそうでないのかがわかります。 ○とはいうものの初心者には見分けがつかないのではないのでしょうか? 見分けるポイントとしては、書かれている記事の内容がどれくらい先のことを書いているのかを推測することで容易に判別できます。1か月先の予測が書かれているなら、長期の投資家にとって雑音にすぎないはずです。 ○なるほど、雑音と自分にとって必要な情報を上手に振り分けることができれば、心配も少なくなりますね。 次回2月4日は第15回「投資の勉強法-勉強会やセミナーに参加する」をお送りいたします。
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その13,「始めてみる?投資の勉強法」です。
○新年ということで、今年から資産形成・資産運用に取り組もうとお考えの方も多いと思います。また既に取り組まれている方も、より深く投資を知りたいと思っている方もいらっしゃいます。砂川さん、お薦めの勉強法はありますか? そうですね。個人投資家の方々が投資について学ぶ方法としては「投資入門書を読む」「ネットから情報を得る」「勉強会やセミナーに参加する」などがありますね。それぞれお薦めのやり方があるので、ご紹介します。 ○ぜひお願いします。まず入門書あたりから教えて下さい。 了解しました。本屋さんに行くとマネーコーナーに様々な本がおいてありますね。 ○本当にたくさん置いてあります。正直どれを選んでいいのかよくわからないですね。 そうですよね。実はたくさんある投資本の中でも、プロの投資家が必ず目を通す名著と言われる本が何冊かあります。 ○え、どんな本なんですか? チャールズ・エリスの「敗者のゲーム」とバートン・マルキールの「ウォール街のランダム・ウォーカー」という本です。1970年代80年代に初版が販売され、それ以降アップデートされている投資本の名著中の名著です。いずれもマーケットに精通した重鎮が書いた本ですので、大変説得力が有り投資のプロは必ず読んでいる本です。 実際、あなたがアドバイスを受けようとしている投資のプロ「証券マンや銀行マン」に「敗者のゲーム読んだことある?」って聞いてみて、「なんですか、それ?」って言われたら、(その人から)アドバイスは受けないほうがいいですね(笑) ただこれらの本は初心者にはむずかしいのかなと言う印象です。実はこのエリスとマルキールの二人が投資初心者に向けて書いた本があるんです。「投資の大原則」という本ですが、初心者の方にも「自分のお金をどう運用するのか?」についての原則が簡潔に書かれているので読みやすいと思います。 ○それは興味が湧きますね。でももっと身近で、日本人が書いた本はありませんか? あるんです。1950年代とちょっと古い本なんですが、伝説の億万長者が、自分が億万長者になるまでのプロセスを詳しく書いた本があるんです。多くの成功者が実は読んでいたという本です! ○なんですか!!! 興味津々です! 本多静六という方が書いた「私の財産告白」という本です。本多静六さんは苦学の末、東大の助教授になるんです。大学の教授はサラリーマンですよね。彼はその給与の一部を投資に回して億万長者になるのですが、そのプロセスを事細かに書いてあるのがこの本なんですよ。時代的には古い本なんですが、投資の本質が書いてある、これも名著です。文庫本も出てますので気軽に読めて良いですよ。 今紹介した2冊に共通の部分があります。mihoさん何だと思いますか? ○時代も国も違う本で同じことが書かれている???何なんですか? 「まずは節約して貯金をしよう!」です。 その時その時の流行本に手を出すより名著にしっかり目を通すのがよいかと思います。名著として残 る本は、時代を超えた投資の本質が書かれているからですね。 もう良い時間になりましたね。「ネットから情報を得る」の部分は次回にいたしましょう。 ○はい!ありがとうございます。次回の放送は1月21日(金)、その14「投資の勉強法-ネットから情報を得るには?」です。 2022年、今年も宜しくお願いします。
「With コロナ」をどう生きていくのか?人との接し方、仕事のあり方、生活の楽しみ方、あらゆるものを見直す必要に迫られ試行錯誤が続いた1年でした。 試行錯誤を繰り返すうちに、やるべきこととやってはいけないことがはっきりした1年ではなかったのでしょうか? 今年は一旦バラバラになったものを「紡ぐ」ことが必要かと思います。もとに戻すのではなく新しいカタチに「紡ぐ」年にしたいと思います。 人と人を紡ぐ、人と地域を紡ぐ、そんな年にしたいと思います。 今年も宜しくお願いします! |
資産形成のことや日々の出来事、思うこと等、お知らせなどを徒然なるままに綴ります。
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1月 2024
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