●気になる暮らしのマネーワード「資産所得倍増計画」 今週の気になる暮らしのマネーワードは何ですか? 「資産所得倍増計画」です。 「資産所得倍増計画」って砂川さんの会社の計画ですか? いえいえ、この前のGWで岸田首相がイギリス訪問時に金融街シティーでの講演で「資産所得の倍増を実現する」と話しました。 資産所得倍増って、給料を2倍に増やすことではないですよね。 mihoさん、鋭いですね! 所得倍増計画なら給料を2倍になんですが、頭に「資産」がついているのがミソなんです。 岸田首相は具体的にはどんなことをいっているのでしょうか? 首相は家計の預貯金を投資に誘導し、運用から得られる利益などで所得を増やす考えです。家計に占める資産所得の割合が米欧などに比べて小さいことを指摘し、2000兆円ほどある日本の個人の金融資産を「大きなポテンシャルだ」と話したんです。 具体的にはどのようなことを進めようとしているのですか? 具体的にはNISAの拡充や、預貯金を資産運用に回す新たな仕組みを作るなどを上げています。 でも、それは以前から言われていることで新鮮味がない気がしますね。 おっしゃるとおりですね。ただ「同時に兼業・副業や学び直しを後押しし、雇用の流動化を積極的に推し進めていく」とも話してるんです。日本の総理大臣が兼業・副業、そして転職を積極的に行いましょうと進める時代になってきたということは、時代は随分と進んでしまったようですね。 本当ですねー。 第5回のメインテーマは「目指せ資産家!お金を守り増やすには」です。今週の気になる暮らしのマネーワード「資産所得倍増計画」の続きですね。 そうですね。総理大臣が兼業・副業、転職を積極的に行いましょうと進める時代。そして資産所得を増やしましょうと呼びかけている時代に私たちはいる訳です。 「兼業・副業、転職を積極的に行いましょう!」といわれても、実行に移せる人は少数派ですよね。砂川さんこの変化を私たちはどう捉えたら良いのでしょうか? 大きな変化は、今後は給与収入だけではなく、収入源を複数持つ努力を始めることが大切かと思います。大企業を中心に週休3日制の導入が始まっています。今後は自由な時間が増えてくるわけですから兼業・副業という選択肢も現実味を帯びてきます。自分のスキルを棚卸しして何ができるのかを考え準備をしていくのが今のフェーズですね。 うーん、少し先のイメージですね。 やはり預貯金を資産運用に回す「目指せ資産家」が入り口としては取り組みやすいですね。 確かに、おっしゃるとおりです。でも岸田首相のいう「資産所得倍増計画」ですが、そんなに簡単に倍増するものでしょうか? mihoさん、「72の法則」ってご存知ですか? 何ですか?「72の法則」って! 投資で得た利益を再投資する複利で投資をする場合、72という数字をお覚えて頂くと何年で資産が倍になるのか計算できる便利な数字なんです。 どういうことですか? 例えば8%の利回りがあるとして倍になるには何年かかるかを計算するには、72÷8=9 9年かかる計算になります。例えば年利3%の場合であれば、72÷3=24 24年かかる計算です。 10年で倍にするには7.2%の利回りがあれば良いという計算になります。 10年で倍増するには7.2%ですか、貯金では無理ですね。 72の法則に注目すると、とても素敵な世界が見えてきます。10%の利回りであれば7年弱で資産が2倍になります。約15年で資産は4倍になります。そして18年後には16倍になる計算です。 時間が見方をしてくれるんですね。 そうです。TIME IS MONEY 時は金なりです。かのアインシュタインは「複利こそ宇宙でもっとも強力な力」と行っています。特に若い方は投資を継続することで素敵な未来が見えてきますよ! 「資産所得倍増計画」は無理な話ではないのですね。投資を暮らしの中に取り入れることが大切なんですね。 5月20日(金)場所:つがハウス 14:00-16:00 「老後の資金づくりのおはなし」 5月21日(土)場所:リッチモンドホテル帯広駅前 10:00-11:30 「北海道で使える株主優待」 13:00-14:30 「教育資金づくりのおはなし」 セミナー参加者でご希望の方に「ライフプランニング」を無料で作成します! お申し込みはハダシHPからお願いします。
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●気になる暮らしのマネーワード「パワーカップル」 ○今週の気になる暮らしのマネーワードは何ですか? 「パワーカップル」です。 ○「パワーカップル」ってなんでしょう? 共働き世帯の中で、ご夫婦ともに正社員でご夫婦合算の年収が1000万円以上のカップルのことを「パワーカップル」といいます。 ○年収1000万円というと何か憧れがありますよね。ご夫婦併せてと考えるとハードルが下がるわけですね。とはいうもののやはりハードルは高いですよね。 そうですね。私も仕事柄、様々なご家族の収入を知る立場にありますが、比率としては多くはないとは思います。道内では、ご夫婦ともに学校の先生やご夫婦とも公務員というカップルは意外といらっしゃいますので、このような方達はまさにパワーカップルですね。 ○でも共働きというと「150万円の壁」を考えて妻がパートタイムを選択するケースが多いのではないのでしょうか? そうです。「150万円の壁」を越えずに配偶者控除を意識して働く妻が5割、「壁」を越えて働く奥様では、年収300万円未満が2割、年収300~700万円未満が2割、年収700万円以上が3%弱となっています。 ○やはり「150万円の壁」を意識して働く方が多いのですね。一方で壁を超えて働く方も多いのですね。 壁を超えると税金や社会保険上の問題から、一定の収入を越えると手取り額が減ってしまいますのでこの壁を超えないように働くほうが得と考える方が多いことが見て取れます。ただ人生100年時代を考えると、そうも言えないんです。 ○え、それはどういうことですか? 実は年金に関しては、共働きと専業主婦ではもらえる年金が大きく違うんです。 ○どのくらい違うんですか? 夫が年収500万円の場合、専業主婦のご家庭の場合、国民年金2人分、厚生年金1人分で大体月20万円程度になりますが、妻も同程度の年収がある共働きの場合は国民年金2人分、厚生年金2人分で大体月30万円程度と、10万円程度の差が出ます。年間だと120万円、人生100年時代だと65歳から35年間年金をもらうことを前提とすると、120万円かける35年ですから4200万円の差が出てきます。 ○え!そんな差になるんですね! 社会保険に入ると「保険料で手取りが減るのは困る」という声も聞かれますが、その分年金が増えるという点も見逃さないことが大切です。ですから壁を超えて働くことは今後の働き方の選択肢として重要になってきます。もちろん出産後の就業継続など政府や企業のバックアップも大変重要ですね。 ○長いスパンで計画を立てることが重要ですね。しっかり考えてみます! ○第4回のテーマは「保険って何入ればよいの?実践編」です。今日は保険の実践編ということですね。保険についてはモヤモヤされている方も多いと思いますので楽しみです。前回は「しっかりと社会保険の制度を確認し、その不足分について民間の保険を検討すべき」とのお話がありました。 保険は大きく分けると「生命保険」「医療保険」「傷害・介護保険」「損害保険」がありますが、今日は「生命保険」についてお話をしていきます。mihoさん、そもそも生命保険って何のために入りますか? ○「まさかのために」ですか? そうですね。具体的に言うと「ご自身が亡くなることで困る人」に対して必要な現金を残すということになります。困る人とは具体的に言うと家族ということになります。お金の面で困る人がいるか、いないかがポイントになります。 ○では独身の方は必要ないんですか? 社会保険加入前提では、そうです。ご自身が亡くなることでお金の面で困る人が居ないはずですので必要ないですね。 ○じゃあ結婚されてから考えても遅くはない? そのとおりです。ではmihoさん、いくらの生命保険に入れば良いのでしょうか?金額について具体的に考えたことがありますか? ○保険金をいくらにしたら良いのか?全く検討がつきません。 多くの方が具体的なイメージもなく言われるまま保険金額を決めているケースが多いと思います。保険金をいくらにするのかはご自身が亡くなった場合に、残された家族の生活を保障し、お子様の進学を断念することがないよう準備する金額になります。 ○それはそうですね。具体的にはどうやって計算するんですか? 亡くなられたあとの一生分の収入から一生分の支出を差し引き、足りない部分が保険が必要な金額ということになります。具体的には収入の部分は遺族年金・退職金など「もらえるお金」+残されたパートナーの収入+預貯金等が一生分の収入です。一生分の支出は「生活費」+「住宅関連費」+「教育費」+「葬儀費」などです。この収入から支出を引いてマイナスならマイナス分が保険金になります。 ○なるほど、そうなると家族構成やお子様の数、お子様の進路先など、それぞれの家庭ごとに千差万別ですね。ただ自分でそこまで計算するのは大変ですね。 その場合は、保険会社や保険代理店などで「ライフプラニング」という形でおおよその金額を見積もってくれますので、それを活用するのが良いかと思います。もちろん弊社もお客様には無料で「ライフプランニング」を作成しています。ファイナンシャルプランナーも作成していますので、その方々にお願いするのも良いですね。 ○いくらの保険に入るのか「ライフプランニング」で保険金額を確認することが良いのですね。ではどんな保険に入ったら良いですか? 保険料の割安なものから順に入っていくのがシンプルでよいと思います。生命保険の場合保険料の割安な順でいうと「収入保障保険」「定期保険」「終身保険」という順番になります。「収入保障保険」「定期保険」は掛け捨ての保険ですので割安です。これらの保険はお子様が独立するまでの間を中心に加入します。その後は保険金額をゼロまたは減らしてください。「終身保険」は一生涯の保障ですので割高になります。「終身保険」は基本的には「葬儀代+アルファ」を基本に加入します。こうすることで多くの方が保険を節約できると思いますよ。 ○わかりました!無駄を省いて適切な選択をしたいです! セミナー情報 5月20日(金)14:00-16:00 「老後の資金づくりのおはなし」 場所:つがハウス(決定しました) 5月21日(土) 10:00-11:30 「北海道で使える株主優待」 場所:リッチモンドホテル帯広駅前 13:00-14:30 「教育資金づくりのおはなし」 場所:リッチモンドホテル帯広駅前 ご参加希望の方はこちら 以上 1.気になる暮らしのマネーワード
○今週の気になる暮らしのマネーワード何ですか? 「昆虫食」です。 ○え?砂川さん、昆虫を食べる「昆虫食」ですか? そうですよ。 ○何やら気持ちのよろしくないお話になりそうな? いえいえ、そんな事ありませんよ。2020年にコオロギせんべいが無印良品から販売されました。また昨年にはコオロギチョコが続いて販売されています。コウロギの形をしてるものではなく、パウダー状にして練り込んだものです。私も食べましたが普通のプロティンバーでしたよ。 ○そうなんですね。虫の形のままだとちょっと・・・ですが、パウダーにして練り込んであるのなら許せますね! 無印良品では「今後の食糧確保と環境問題などの課題を考えるきっかけになれば」とのことです。特に人間にとって重要なたんぱく源である肉は、生産に大量の土地と水を必要とするため安定供給が難しいのではと危惧されているんです。 牛だと餌を約10kg食べて1kg太ると言われていますが、昆虫は1kgの餌で1kg体重が増えるんです。とても効率がいいんです。 しかも餌を食品廃棄物で育てる研究も進んでいるそうです。 ○環境にも良いということなんですね。栄養面ではどうなんですか? ビタミン、ミネラル類も多量に含まれていて、機能性の高いたんぱく源になっています。 ○なるほど?でも私はやっぱり肉からタンパク質を取りたいです。 私もです!(笑 2.「保険って何入ればよいの?」 ○新入社員の方は、初月給をもらった方も多いと思います。新入社員の方入ったほうがいいのかを悩むのが保険ですよね。砂川さん保険って入ったほうがいいんですか? 慌てる必要はありません。サラリーマンの方であれば既に保険に入っているはずですから。 ○契約もしていないのに保険に入っているっておかしくないですか? 入社したときに健康保険組合に加入してますよね。雇用保険にも加入していると思います。また厚生年金保険にも加入していますね。 ○社会保険ですね。 そうです。じつは皆さんにとって最強の保険と言えるのがこの社会保険なんです。 ○なるほど。 社会保険って、皆さんが加入しているので当たり前と思っている方が多いので、どんな保障が受けられるのかよく理解していない方がとても多いんです。 ○そう言われてみるとしっかり説明を受けたこともないし、中身はよくわからないですね。 それを知らないまま民間の保険に加入するのはおかしくないですか?ひょっとすると社会保険でカバーできているのに、知らないまま民間の保険に加入してしまうということも考えられますよね。 ○ほうとうですね。 例えば、入院をして1ヶ月ほど会社を休むことになったとします。その場合支払う医療費は高額療養費制度で医療費の自己負担額には上限があります。例えば月収3,40万円の方であれば自己負担の限度額はおおよそ8万円程度です。(収入など個毎回条件によって変わりますが。)また欠勤4日目から最長1年6カ月、月給のおおよそ3分の2が給付される「傷病手当金」があります。 ○ということは、かなりの部分が社会保険でカバーされていると考えてよいのですね。 ですから民間の医療保険に入ったつもりで50万円程度貯金しておけば、社会保険の不足部分はカバーできるという考え方もあります。 ○それはいいアイディアですね。死亡の場合はどうですか? 例えば、妻と子供が1人いる会社員が亡くなった場合、子供が18歳になるまで国から給付される遺族年金の額は、年収により月額11万~15万円程度支給されます。企業によっては「死亡退職金」などが遺族に給付される場合があります。ここも確認が必要ですね。また教育資金の無償化が実施されていますので、大学まで通わせることも十分可能です。 ○しっかりと社会保険の制度を確認すべきですね! 是非一度確認してください。基本的には、社会保険の不足部分や手厚い保障を受けたいときに民間の保険を検討すべきなんです。安易に「みんなが入っているから安心」などと考えない方が良いです。保険は月々の支払いが小さくても長い期間支払いが続きますので、実は大きな買い物なんです。月1万円の保険料を30年間支払い続けると360万円の支払いになります。月3万円だと1000万円近いお金の支払になりますので、慎重に検討の上ご加入下さい。 ○本当ですね。保険はとても大きな買い物なんですね。 3.セミナー情報 5月20日(金)14:00-16:00 「老後の資金づくりのおはなし」 場所:つがハウス(決定しました) 5月21日(土) 10:00-11:30 「北海道で使える株主優待」 場所:リッチモンドホテル帯広駅前 13:00-14:30 「教育資金づくりのおはなし」 場所:リッチモンドホテル帯広駅前 ご参加希望の方はこちら 以上 FM-JAGAのマネーコーナーが新しくなります。 「ライフデザイン・ラボ」となります。テーマは これからの暮らしは自分らしさをデザインする時代、充実したものにするにはお金の裏付けが必要です。自分らしい暮らしをデザインするためにお金ができることを一緒に考えましょう! 4月1日放送分は、 1.今週の気になる暮らしのマネーワード「ベア」 ○今週の気になる暮らしのマネーワード何ですか? ベアです! ○「ベア」ですか?くまさんのことですか? いえいえ、ベアはベースアップのことです。 ○ベースアップのベアですね。なにやら懐かしいような・・・ そうなんです。昔は春闘・ストライキなどがあって、ベアを労働者側が勝ち取るイメージでしたが、バブル崩壊以降は雇用の維持が優先されて給与が上がらない時代が長く続いているのが日本の現実です。ベアというのは員全員の給与を一律で上げる制度です。企業側はその間、ボーナスや定期昇給を実施することで対応してきたんです。 日本人の平均所得は国際比較で1997年には3位だったんですが、今は20番目の水準でもうすぐ韓国に抜かれるところまで来ています。 ○それは衝撃ですね! なにやら過去の栄光にしがみついていた日本が先進国でも後ろのグループに属するようになってしまいました。日本人の平均年収は、1997年から2020年までわずか0.3%の上昇しかなかったんです。でも日本人がそれに耐えられたのは、この20年間物価が上がらなかった。デフレの時代だったからです。他国ではその間1-2%物価が上昇していました。 それが今年は大きな変化が起こりそうです! ○インフレですね。 そうなんです。それに呼応するかのように今年は大手製造業を中心に労働組合のベア要求に満額で答える企業が続出しています。 ○何があったんですか? 業績がよかったことや人手不足、そして「賃上げ税制」が拡大したことです。 ○「賃上げ税制」? 賃上げを行うと、大企業では給与引き上げ額の最大30%、中小企業では最大40%を税額控除を今年度は実施されるのです。企業側にとっても賃上げすることでメリットが発生する仕組みです。ただ税額控除額は最大20%までと頭打ちなのが気になります。 ○いよいよ日本もこれからは賃金が上昇する時代に変わってくる節目が今ということですね。 2.「インフレ・物価高」どう対応する?
○物の値段が上がってますね。 今年の春は値上げラッシュですね。カップ麺も6月から5-10%値上げになるらしいですね。多くの企業は原材料の価格高騰、国内外での人件費の増加、原油価格の上昇による物流費の上昇等を理由に上げています。 ○先程のベアで給料が上がった方ならいいですが、年金で暮らしている方や、なかなか給料は上がらない方も多いですよね。砂川さんこの物価上昇にどうアドバイスされますか? シンクタンクの試算によると今回の物価の値上がりで具体的には1家庭あたり年間5-6万円程度の出費増加になると予測しています。月ベースだと5千円程度の出費が増えると考えられます。5千円程度の目安に節約を考えることが大切です。 ○なるほど!値上げ値上げで、気が滅入るより具体的にいくらと考え対処したほうが気持ちは楽ですね! そうですね。そこはポイントかと思います。 ○では5千円どうやって節約しますか? ヒントは通帳にあります! ○預金通帳ですか? そうです。毎月引き落としになっているもの。電気代・ガス代・スマホ代・インターネット・保険等ありますよね。 ○そこを見直す? 一度引き落としが始まると中身を気にせずそのままという方は非常に多いです。例えばスマホやインターネットは日々サービスが変わります。定期的に見直すべきですがほったらかしになっていませんか? ○そう言われてみると、そのまま放置しているのありますね。 あとはサブスクと言われている定額サービスです。テレビ見放題とか音楽聴き放題とかサブスクサービスに加入したけど今使っていまいものはないですか? ○これも最初は使っていたけど、今は全く使っていないというものも多そうですね。 そうなんです。電気代もいろいろなサービスが出ています。ここも見直すことができますよ。 せっかく機会ですからこのあたりを確認し、月5千円節約を目指しましょう! ○目標額が決まると節約もできそうな気がします!他にアドバイスはありますか? ずばり「地産地消」です。2021年十勝の食料自給率は1339%ですよね。外国の原料の値上がりの影響を避けるには、影響の少ない地元の食材を活用することが大切ですね。今回の物価上昇の原因は、小麦など海外の原材料費の高騰と原油高など物流費の上昇が主な原因ですから。 ○確かに地元十勝の食材を活用すれば、海外の原材料費の影響も物流費の影響も少なくすみますね。 地産地消で物価高の影響も少なくなり、地元の農家さんたちも喜び、経済も回る ○まさに「三方よしですね」!十勝は物価高にも強い土地柄ですね! そのとおりです! 第18回放送分「4月からこう変わる。お金に関すること」
○さて卒業式や終業式、そして4月に入ると入学式のシーズンですね。今日は第18回「4月から変わる。お金に関すること」ということで、4月以降、何が変わるのでしょうか? 今日は18歳成人のお話をします。 ○今年の4月から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられるのですね。 これからは18歳から成人として取り扱われますので、親の同意が必要なく様々な取引や契約ができるようになります。 ○たとえばどのようなものですか? クレジットカードを作れるようになります。スマホの契約ができます。ローン契約ができます。アパートの契約も可能です。車などの分割払いの契約、保険契約も可能になります。また証券口座開設も可能になりNISA口座の解説も18歳から可能になります。 ○色々できることが増えるんですね。そもそも未成年の場合と成人した場合の大きな違いは何ですか? 未成年の場合は契約行為に親の同意が必要なんです。小遣いでの買い物など例外はあるのですが、親の同意がなく未成年が結んだ契約は原則取り消すことができる「未成年者取消権」という仕組みがあったので、20歳未満は消費者トラブルから守られていました。18歳以降が成人となれば、親の同意が不要となるため契約は原則取り消すことができなくなります。 ○できることも増えるけど、リスクも増えるということですね。 そうですね。懸念されているのは消費者トラブルの増加です。国民生活センターの調査によれば20年度の消費生活相談件数は20歳未満が全体の3%にとどまるのに対し、20代は9%と成人前後でおおきな差がでるんです。 ○それは困った話です。 今までは、お店では未成年の場合、そもそも未成年なので契約できませんと断られたものが、今後はその場で契約が可能になりますので、未成年だからと親があとで取り消しをすることができなくなりますので、注意が必要です。 ○企業側はどのような対応を取ろうとしているのですか? 例えば消費者金融の業者の場合、18歳成人になっても今まで通り親の同意をえる方針とした企業は1割程度、あとの7割は同意を不要とする方針、残りが未定となっています。クレジットカード各社は18歳から原則申し込めるようにするようです。 ○企業によっても対応がバラバラなんですね。 そうなんです。ですからお金についての知識について親が果たす役割が大きくなったといえます。教育の現場でもお金に関する教育が始まっていますが、今の18歳・19歳は十分なマネー教育を受けている状態ではありません。 ○そうですよね。18・19歳のお子様をお持ちのお父さん・お母さんは、どんな話をしてあげればよいですか? まずは今まで話してこなかったお金のことについて積極的に話題にすることが大切かと思います。例えばクレジットカードの仕組みなど基本的なことでよいかと思います。こども目線で何も知らないとカードが打ち出の小槌のように勘違いするケースも多いと思います。住宅ローン・車のローン等ご家庭で毎月どのような支払い方をしているのかなど普段話していないことをあえてお話することは非常に大切です。 新しい契約や大きな買い物については、月々の支払いが小さくても大きな負担になるから、必ず親に相談するルールを作るなども必要です。例えば新学期でひとり暮らしを始めるお子さんとはお金の話をしっかりしてあげてください。 ○成人年齢で20歳まで据え置きのものはあるんですか? アルコール飲酒・喫煙・競馬、競輪などの公営ギャンブルは今まで通り20歳まで据え置きです。自治体が行っていた成人式も20歳に実施を予定する自治体が多いようですよ。 ○なんだか複雑ですね。 以上 その17「株主優待について知りたい!その2」
○さて今日は「株主優待について知りたい!その2」ですが、前回は株主優待ってどんなものがもらえるのかについて教えてもらいました。株主優待で自社製品の詰め合わせを送ってくる企業。あとは自社製品や店舗で割引を受けることができる企業。そしてクオカードなど送ってくる企業など。そして証券会社で口座を開いてその会社の株を買って株主になることが必要なこと。 また株を保有する株数と時期がポイントなどを教えてもらいました。今回はどんなお話が聞けるのでしょうか? 今日は株主優待の調べ方と選び方の注意点をお話したいと思います。mihoさん株主優待を実施している企業ほどのくらいあると思いますか? ○どれくらいでしょう?200社くらいですか いいえ、約1400社弱なんです ○そんなにたくさんの企業が株主優待実施しているんですね!!!なぜそんなに多いんですか?株主優待を企業が実施するメリットってなんでしょう? 個人投資家に長期で株を保有してほしいので株主優待を実施します。株主優待って日本独特の制度なんです。海外だと品物を配るくらいだったら配当を増やしてという要求のほうが多いんです。長期での保有を促すために長期で保有されている方に優待率をアップする企業もあります。 ○企業にとって株主優待は個人投資家のファンを増やすことが目的なんですね。 そうです。ですので株主優待がお得という選び方だけではなく、応援したい企業であることも選択肢の一つになると思います。 ○応援したい企業の株を長期でもって、おまけに株主優待を得られるのはとてもいい関係ですね。応援したい企業とお客様としてだけでなく株主としてつながる、私達にとっても新しい経験です。 企業にとってみるとお客様の声だけでなく、株主の声も聞きたいわけです。株主になれば株主総会にも参加できますから株主の声を発することもできるんですよ。 ○会社の見え方が随分と変わってきますね。 株主として会社を見ると、その会社の社長さんは、しっかりと仕事をしてくれているのか?もっと他の方法があるのでは?などといつもとは違う目線で会社を見ることができます。その目線はご自身のお仕事などにも、きっと役に立つと思いますよ。 ○なるほど、私達は応援したい企業をどうやって見つけたらいいですか? 一番手軽なのは、口座を開設した証券会社のホームページにはほぼ間違いなく株主優待の特集ページがあるはずです。そこから探すのが一番手軽です。証券会社によっては、お客様の希望の条件で検索、該当企業を簡単に見つけることができます。 ○ネットが苦手な方はどうですか? そうですね。株主優待の本が本屋さんで売っていますので買ってみるのも良いかと思います。注意点としては古い本は避けるということです。株価は日々変わってしまうので本の賞味期限は1年程度と考えたほうが良いです。 あと、株主優待のセミナーに参加するという方法もあります。私達も「北海道で使える株主優待」というセミナーを札幌で開催しています。コロナが落ち着いたら今年は是非帯広で開催したいと思っています。 ○それは楽しみです。是非お願いします。株主優待を選ぶ上での注意点はなにかありますか? 株主優待でせっかく割引券やクーポンをもらっても、使えるお店が近くにない場合は「もらってみたけど、意味がない」という自体になりかねません。ですのでご自身の生活圏のなかで使えるか店があるかどうかを確認してください。 また株式を購入する以上、株価は変動します。購入後に株価が上昇すれば株価も上がり、優待ももらえるという二重の喜びになりますが、株価が下がれば含み損を抱える形となります。せっかくお得な優待をもらっても株価が下がってがっかりという可能性もあるということです。 以上 「株主優待について知りたい!(その1)」
○さて今日は第16回「株主優待について知りたい!」ですが、株主優待といえば「桐谷さん!」 ですね。テレビでみる桐谷さん楽しそうですよね。株主優待を使って暮らしを楽しむ姿は見ていてもとても微笑ましいですよね。 ○桐谷さんみたいに株主優待を楽しみたいって方、多いと思います。今日は具体的に株主優待について聞けるんですね。 今日は購入の仕方から活用方法まで一通りお話します。 ○お願いします!まずは株主優待ってどんなものがもらえるんですか? 会社によってそれぞれですが、いくつかパターンがあります。まずは自社製品の詰め合わせを送ってくる企業。あとは自社製品や店舗で割引を受けることができる企業。そしてクオカードなど送ってくる企業などですね。その会社の株を買って株主になることが必要です。 ○それは興味深いですね。もう少し詳しく教えて下さい。 例えばデパートだと10%の割引カードが送られてきます。お買い物時にそのカードを提示すると10%割引になるんですよ。 ○それはすごいですね。それはお高い買い物をするほどお得ってことですね。 そうですね。例えばイオンの場合はお持ちの株数によって3-7%のキャッシュバックが半年ごとに返金。いつもお買い物される方にはとても魅力的な優待になっています。 ○お買い物に楽しみが増えますね!レストランやカフェはどうですか? お食事券がもらえるケースが多いですね、年に1回~2回、だいたい2~3000円程度のお食事券が送られてきます。例えば「ほっともっと」のプレナスは2500円分の買い物優待券、マクドナルドはバーガー・サイドメニュー・ドリンクの3種類の無料引換券が6枚ついたお食事券が送られてきます。 ○桐谷さんが自転車で街中を駆け回っている理由がわかりました。株主優待を始めるには具体的にはどうしたらいいんですか? まずは対象の企業の株式を買うことが必要です。具体的には 1.株を買うためには証券会社で口座を開く必要があります。 2.口座が開設されたら、株主優待を受けたい企業の株を買うことになります。 3.株は100株単位で買うことになります。株価が500円の企業の株を買うときは500円×100株ですので、5万円のお金が必要ということになります。 ○なるほど。 4.株主優待を提供する企業の多くは100株単位以上お持ちの方に優待を提供するケースが多いです。但し株数が100株の方の優待、200株以上の方の優待、1000株以上お持ちの方の優待と、お持ちの株数によって優待が変わってくるケースがありますので、気になる企業のホームページなどでしっかり確認することが大切です。 5.注意が必要なのは優待を受けられる割当基準月というのがあります。通常はその会社の決算月やその6ヶ月後、3月決算の企業であれば、3月と9月になります。そのタイミングで株式を保有している方が優待を受ける株主という形になります。 ○株を保有する株数と時期がポイントなんですね。わかりました。次回も、もう少し株主優待について教えて下さい。 次回3月4日は、第17回「株主優待を知りたい(その2)」をお送りいたします。 「投資の勉強法-勉強会やセミナーに参加する」
○今日は第15回「投資の勉強法-勉強会やセミナーに参加する」ですが、昨年私もハダシさんが開催したセミナー「老後資金のつくり方」参加させて頂きました。 ご参加いただきありがとうございました。感想は如何でしたか? ○明るくアットホームな雰囲気で、良いですね!リラックスして参加できました!何より、間の休憩中に、ハダシの皆さんがお客様とお話をしている場面が印象的でした。1対大勢が1対1になることで、会場の空気も一段と和みますね。お金の話ってもっとオープンで良いんだなと思いました。金融教育が日本でももっと早くから進んでいたら良かったのにとも思いました。大事なお話がとてもわかりやくす学べるセミナーはもっとたくさんの方に活用いただきたいです! ありがとうございます。参考にさせて頂きます。十勝ではマネーセミナー受講のチャンスは少ないと聞いていますので今後も様々なマネーセミナーを開催したいと思っていますので宜しくおねがいします。 ○それは楽しみです。ここで皆さんがセミナーや勉強会に参加するメリットを教えてください。 まずは手軽に知りたい情報をGETできることではないでしょうか、自分が欲しい情報を短時間で入手できることが良い点かと思います。 ○セミナーや勉強会に参加するだけで必要な情報を入手できるのはありがたいですね。 あとは、会場セミナーではネットやテレビやラジオはお話ししにくい個別事例や本音トークが聞けるのも魅力かと思います。 ○そうですね一歩突っ込んだ話が聞けるのも良い点ですね。 また少人数のセミナーであれば、自分が気になっていることを投資のプロから直接アドバイスを得られるのも魅力ですね。 ただ気をつけなければならないのは、出席してみたけど内容が薄くて期待外れといったケースです。逆に内容が難しすぎて自分にとっては得るものがなかったなんていう場合も起きますので、セミナーの内容やレベルには注意が必要です。 また日本で登録のない業者のセミナー(海外での投資話やFX取引など)はトラブルになるケースが多いですので十分な注意が必要です。金融庁のホームページに日本での登録業者やトラブル事例が出ていますので参照下さい。 あとは手前味噌になってしまうんですが、セミナー参加者同士の交流会を開催しています。こちらも毎回たいへん盛り上がります。お金の話は会社の同僚や友達とは話しにくいですよね。 ○そうですね。お金の話はちょっと遠慮しちゃいますね。 交流会では参加者同士でどんな投資をやっているのかの情報交換や成功談や失敗談などフランクに話し合えるのでとても楽しい時間となります。私達はセミナー終了後に有志の方を集めて、ビール等アルコールと軽いお食事をしながらという形でやらせてもらっていましたが、現状はコロナの影響でなかなか開催できていません。十勝では開催の実績がありませんがコロナが落ち着いたらぜひ開催したいと思っています。 ○それは、楽しそうですね。十勝でもぜひ開催してください。 次回2月18日は、第16回「株主優待について知りたい?」をお送りいたします。 「投資の勉強法-ネットから情報を得るには?」
○さて、今日は「投資の勉強法-ネットから情報を得るには?」ですが、投資に興味が湧いてくるとネットで検索してという方は多いと思います。でもたくさん情報が出てきます。正直どれを信じてよいのか戸惑っている人も多いですよね。 ですね。まず注意しなければならないのは日付です。株式市場などマーケットは常に動いています。ネットの記事やブログは、その時のマーケットの状況を前提に書かれているものが多いですから、日付の古いものは鵜呑みにしないことが大切です。 ○いつ書かれたものなのか?それは気づかずに読んでしまうケースは多いですね。なるほど。 株価やマーケットに関するものは毎日更新されます。目安としては、1週間前や1ヶ月前のものは今と照らし合わせてどうなのかを考え直す必要があります。投資のやり方やノウハウに関するものは、半年から1年程度、それより古いものは今と照らし合わせてどうなのかを考え直す必要がありますね。またイデコやNISAなどは毎年見直しが行われますので、最新の情報を入手するようにして下さい。 ○ある記事では、「これから投資のチャンス、今を逃してはいけない」と書かれている一方で、「これから暴落がやってくる投資は慎重に」との記事が出てきます。「どっちの記事も本当のように思えてくる…」ニュースを読むと、ますます不安になるという人も多いのではないでしょうか。 実は投資のニュースを選別するポイントがあるんです。 ○え、それはなんですか? 投資に参加している人々はさまざまです。プロの機関投資家、個人投資家でも短期売買を主体とするデイトレーダーや長期で資産形成を行う投資家などがいますよね。 ○いろいろな方が投資に参加しているのはわかります。 プロの投資家は半年先・1年先の投資成果が気になります。そうしなければ自分のボーナスに大きく響くからです。デイトレーダーにとっては、明日または1週間後もしくは1か月後の市場がどう動くのかが最大の関心事となります。 しかし、皆さんのように長期で資産形成を行う投資家はどうでしょうか?今一時的に下落していても5年後・10年後に上昇するのであればあわてる必要はないはず。 ニュース記事を読む場合は、誰に向けて記事が書かれているのかを考えながら目を通すと自分に関係する記事かそうでないのかがわかります。 ○とはいうものの初心者には見分けがつかないのではないのでしょうか? 見分けるポイントとしては、書かれている記事の内容がどれくらい先のことを書いているのかを推測することで容易に判別できます。1か月先の予測が書かれているなら、長期の投資家にとって雑音にすぎないはずです。 ○なるほど、雑音と自分にとって必要な情報を上手に振り分けることができれば、心配も少なくなりますね。 次回2月4日は第15回「投資の勉強法-勉強会やセミナーに参加する」をお送りいたします。 その12、「イデコでどんな商品を選ぶ?」です。
○前回は、イデコは個人型、他に企業型の確定拠出年金がありその違いについてお話しを聞きました。リスナーの皆さんも、「イデコとNISAどっちがいいの?それとも両方とも始めるべきなの?」と思っている方多いと思います。砂川さんどちらがいいんですか? イデコとNISAのどちらか又は両方やるべきかどうかを考える場合、使い勝手と優先順位で考えていきます。例えば20代のカップルの場合、老後の準備よりもマイホームやお子様の教育資金準備のほうが優先順位は高いですよね。ですから優先順位高いものから準備を進めていくことになります。 イデコは60歳以降にならなければ引き出しができない使い勝手の面では、自由度が低い方法ですから引き出しに制限のないNISAを優先すべきという形になります。 ○なるほど!では子育ての終わった50代の方々はどうでしょう もう既にお子さんも独り立ちの目処が立ち、今後の優先順位は老後の資金確保が最も優先順位が高いはずです。そして65歳という年齢はそう遠くない未来です。使い勝手の面でも特に問題ないです。イデコを利用するメリットは十分ありますね。 ○イデコを利用する場合はライフイベントの優先順位を考え、他に優先するものがあればNISAの活用を中心に、余裕があればイデコも活用、老後の準備が優先順位が最も高い場合はイデコを中心に考え、余裕があればNISAも活用するといった考え方でいいんですね。 そうですね。それでよいかと思います。ただ老後の準備についてはNISAとイデコを併用しても十分とは言えません。NISAとイデコと税制面のメリットはないですが枠以外のの運用手法も考慮すべきです。 ○わかりました。では本題の「イデコはどんな商品で運用すればよいか?」ですが、どう考えたら良いでしょうか まずイデコで投資できる商品ですが、どこの会社でも同じような商品構成になっています。 1.元本確保型 2.債券型 3.株式型 4.バランス型 債券と株式は国内と海外投資に分かれます。バランス型は初めから債券や株式などが決まられた割合で組み込まれたものです。 ○イデコには元本確保型もあるのですね。安心ですね。 いえいえ、そうは言えないんです!以前もお話したとおりイデコは手数料が取られます。元本確保型は減ることはないですが増えることもないので手数料分だけ確実にマイナスです。あるのはイデコに掛けた金額分の所得控除と引き出し時の控除だけになります。例えば税制面のメリットがない専業主婦の方がイデコで元本確保型で運用しても手数料分だけマイナスになってしまいます。 企業型でもそうなんですが、投資経験のない方を中心に選びがちなのは、この元本確保型。これを選ぶとメリットが税制面のみに限られるので、ご自身がどの程度税制面のメリットを受けるのか確認した上で選択する必要があります。 ○一見良さそうなものでも、じっくり検討する必要がありますね。砂川さんであればどんなアドバイスをしているのですか? 投資経験のある方には、株式型一本で、投資対象は世界に分散されたものとなります。 ○株式型一択ですか?リスキーな感じがします。 資産を増やすための近道は、 1.わかりやすくシンプルに投資する。 2.適度に分散させる。 3.それをひたすら続ける。 です。 イデコは60歳まで解約できないのですが、先程はここはデメリットです。とお話しましたが続けるという側面では逆にこの不自由さが大きなメリットになります。「じっくり腰を据えて」投資に取り組みことができるわけです。 株式投資でも例えばアメリカが成長しているからアメリカの株式に投資しようと考えても、例えば3年後の大統領選挙でトランプさんが復活となった場合、どうしようかと考えてしまうかもしれません。世界に投資をするのであれば途中でやめる理由はかなり限定されるはずです。イデコのように「じっくり腰を据えて」投資を続けるには最適ですね。また低金利のこの時代に企業の成長に投資をすることが最も合理的な判断と言えると思います。この手法を淡々と続けていくと老後の資金を増やすことになると思います。 ○ありがとうございます。次回は「初めてみる?投資の勉強法」をお送りいたします。 その11「イデコと企業型どちらがいいの?」
○前回までは年金は3階建てで、1,2階が公的年金。3階にイデコをはじめとする確定拠出年金があり、イデコは個人型、他に企業型の確定拠出年金があるというお話でした。今日はその違いについてお話しいただきます。 まずは企業型確定拠出年金=企業型DCについて、お話をします。加入可能な方はサラリーマンまたは役員で、お勤め先に企業型DCがある方のみが対象です。勤め先に企業型DCのない方・自営業の方、公務員、専業主婦などはイデコの加入対象となります。 ○ お勤め先に企業型DCがあるサラリーマンのみが対象であれば、対象となる方は限られますね。 そうですね。企業型DCは、企業が掛金を毎月積み立てし、従業員が自ら年金資産の運用を行う制度です。企業型DCは、従業員が自動的に加入する場合と、企業型DCに加入するかどうかを選択できる場合があります。加入しないことを選択した場合は給与に掛け金が上乗せされます。ただし給与が増える分所得税・住民税や社会保険料が上がりますので注意が必要です。 ○会社が掛け金を出してくれるのであれば、何かお得な気がしますね。どうやってもらうんですか? 積み立ててきた年金資産を退職金として一括で、もしくは年金の形式で受け取ります。ただし、原則60歳まで引き出すことはできません。 ○もし、会社をやめた場合はどうなるんですか? その場合はイデコとして続けることができます。または再就職先に企業型DCがある場合は、そちらに移すことが可能です。 ○企業で積み立てた年金を持ち運びできるのは便利ですね。企業型DCのメリットは何ですか? 企業型DCは自分で運用商品を選択しますが、運用したときの運用益が非課税になります。そして受け取るとき、退職所得控除、公的年金等控除の対象になります。サリーマンの方でお勤め先に企業型DCがある場合は、イデコよりもこちらに加入するほうが有利です。 ○勤め先に企業型DCのない方・自営業の方、公務員、専業主婦などが対象のイデコの場合はどうですか? 個人がご自身の意思でイデコに加入、毎月積み立てし、自ら年金資産の運用を行う制度です。受け取り方も積み立ててきた年金資産を退職金として一括で、もしくは年金の形式で受け取ります。ただし、原則60歳まで引き出すことはできません。 ○イデコのメリットは何ですか? 自分で拠出する場合、掛金は全額所得控除となり、所得税と住民税の負担が軽減されます。利息・配当・売却益などの運用益は全額非課税、年金または一時金を受取るときも各種控除が適用されるのは企業型DCと一緒です。特に所得控除は生命保険料控除や医療費控除のように、支払った金額のうち一定金額までしか差し引くことのできないものではなく、所得から全額差し引くことができることが大きなメリットですね。 ○イデコで注意すべき点はありますか? イデコは口座管理手数料および信託報酬が毎月かかりますが、こうしたランニングコストが自己負担になります。企業型DCの場合は企業が負担しています。また専業主婦の場合はもともと所得税や住民税を支払っていないことが多いですので、所得控除の効果はゼロとなります。それでも自分の退職金作りという意味では大きな意義がありますね。 ○ありがとうございます。次回12月17日は「イデコで、どんな商品を選ぶ?」をお送りいたします。 [帯広で12月にセミナーを開催します] 2本立てのセミナーです。 12月17日「老後の資金づくりのお話@帯広」 12月18日「教育費無償化で変わる!教育資金づくりのお話@帯広」 ご興味のある方はぜひご参加下さい。ホームページから申し込みできます! リンク先はこちら⇒帯広セミナー 番外編「大きく変わった教育費」
教育費無償化のリンクは本文の最後辺りに貼っておきます! ○教育費の無償化が始まり教育費の準備の仕方が大きく変わっています。「どう変わったのか!準備はどうしたらよいのか!」を詳しく解説頂きます。 mihoさん、「人生の3大支出」ってご存知ですか? ○ 「人生の3大支出」ですか? 暮らしの中でお金がかかることといえば、住宅ローンと子供の教育費、心配なのは老後ですね そうですね。「人生の3大支出」は教育費、住宅購入資金、老後資金。かつては子供の教育資金と住宅ローン返済のめどが立った50代後半の「ためどき」に老後資金を準備するのが一般的でしたが、ライフスタイルの多様化の影響で60代まで教育費や住宅ローン返済が続くケースが増えているんですよ。今日は「人生の3大支出」の内「教育費」についてスポットをあててお話していきます。 mihoさん、幼稚園から大学まで、子供1人当たりにかかる教育費はいくらくらいかわかりますか? ○ そう言われると・・・大学までだと500万は超えますよね 幼稚園から大学まで、子供1人当たりにかかる教育費は1000万円以上と言われているんですよ ○え!1000万円!2人兄弟だと2000万円ですか!びっくりです。どうしましょう!!! ただ、2019年10月からの幼保無償化、2020年4月からの私立高校授業料の実質無償化などによって、教育費の負担は軽減される方向にあるんですよ。また1000万円の中には日々の生活費も含まれていますので、どこかで1000万円をお金をまとめて用意しなければというわけではありません。 ○少しホッとしました。まず幼児教育・保育無償化について教えて下さい 幼稚園、保育所、認定こども園なら3~5歳児クラス(春の年齢で考える)の3年間が、原則として無償化の対象となります。以前は、小学校に入ったところでパートなどで働き始めたり、フルタイムに戻ったりする主婦の方が多かったのですが、この幼保無償化によって、ご夫婦共々お仕事を続けられる環境が3年早まってきたと言えます。 ○それは良いことですね。小中の授業料や教科書代は以前より無償化されていますよね。高校はどうなんですか? 公立高校は以前から授業料の実質無償化が進められていました。私立高校も2020年から支給額が授業料を勘案した水準に引き上がられ実質無償化進んでいます。世帯年収が590万円未満の世帯は実質無償化となり、910万円未満の世帯は公立は実質無償、私立は授業料の一部を支給という形です。 ○いいですね!私立も含めて高校までの授業料などの負担がなくなるのは家計へのインパクトは大きいですね! そうなんです。そして2020年4月から「高等教育の無償化」も開始されました。大学・短大・高専・専門学校などが対象です。無償化の対象条件がありますが、お子様の将来のため好きな進路を選ばせてあげるというのが親心ですが、経済的な理由から進学を諦めるといったことが大きく減ると思われます。 ○親としては子供の夢を叶えさせてあげたいですよね。具体的にはどんな制度なんですか? 具体的には、奨学金の給付と授業料や入学金の免除などが受けられます。具体的には国公立の大学で自宅から通う場合は35万円の奨学金がもらえて、かつ入学金28万円、授業料54万円が減免されます。私立大学で下宿する場合は91万円の奨学金がもらえて、かつ入学金26万円、授業料70万円が減免されます。ただし収入などに応じ3つに区分され、満額、満額の3分の2,満額の3分の1と給付・免除額が変わるので注意が必要です。 ○随分と親の負担は減りますね?すべてのご家庭が対象なんですか? 残念ながら条件があります。減免対象条件は「資産」「年収」「学習欲」の3つで判断されます。資産はお持ちの金融資産が1250万円未満の方、年収はご夫婦でお子様2人の場合は世帯収入が380万円以下の方(家族構成によって細かく別れています)、あとお子さんの2年生までの成績等が「学習欲」として判断されます。また申込は高校3年生の6,7月申込、9,10月に採用決定となるので、のんびりはしていられません。 ○教育費の無償化について知ることは大切ですね。教育費の無償化を知った上で私達はどう対応すればよいでしょうか? ざっくりいうと、高校までに家族が負担する部分は、給食代弁当代などの昼食費、クラブ活動や行事などの課外活動費、塾・夏期講習など学習費です。これらの負担部分は別途用意するのではなく生活費の中に含まれていくと思います。大きな負担が予想される部分は大学・専門学校などへの備えですね。この部分は事前に積立をするなど準備が必要かと思います。進学先等によって大きく異なりますが、お子様が18歳になるまでにお一人あたり200万円程度を目標に積み立て用意するのが良いでしょう。子供が生まれてから17年間月1万円積み立てると200万円以上になる計算です。「つみたてNISA」で運用しながらであれば、月の負担額はもっと小さくなります。お子様の夢を叶えてあげる上でも事前準備は大切ですね。 あともう一つは保険です。保険の定期部分は「子供1人当たりにかかる教育費は1000万円」をベースに保険をかけている方が少なくありません。例えばお子さんが2人いる場合は2000万円の定期保険がかかっている等です。無償化が始まった現状を踏まえると、ざっくりいうと半分くらいの保障で十分かと思いますので、保険の見直しをして月々の負担額を減らすことも可能かと思います。 教育の無償化について参考になるリンク ○高等教育(大学・短大・高専・専門学校)の無償化 https://www.mext.go.jp/kyufu/index.htm ○私立高校の実質無償化 https://www.mext.go.jp/content/20200117-mxt_shuugaku01-1418201_1.pdf ○高校の就学支援金 https://www.mext.go.jp/content/20200122-mxt-shuugaku01-100014428_1.pdf ○幼児教育・保育の無償化 https://www.gov-online.go.jp/cam/shouhizei/youhomushouka/ また12月18日に「教育費無償化で変わる!教育資金づくりのお話@帯広」というセミナーも開催しますので、ご興味のある方はぜひご参加下さい。ホームページから申し込みできます!リンク先はこちら⇒帯広セミナー 次回の放送は11月5日(金)「NISAを成功に導くには!その2」として「一般NISA」「ジュニアNISA」の実践法です。 -- 今回のテーマは「NISAを詳しく知りたい」
○前回は「NISA」のどこがお得なのかというお聞きしました。 お得の正体は「株や投資信託の儲け(正式には配当金や譲渡益といいます)」が非課税になる仕組みのことでしたね。 ○お得であれば「NISA」使ってみたいという方も多いと思います。どのような仕組みなのですか?今日は詳しく教えて下さい。 了解しました。今日は「NISA」について詳しくお伝えしますね。3種類の「NISA」があります。成人向けの「一般NISA」と「つみたてNISA」、そして未成年向けの「ジュニアNISA」の3つです。 ○「NISA」は1つではなくて選ぶんですね。ではどちらを選ぶのか?まず大人向けのほうからお願いします。 20歳以上の方が対象の「NISA」から説明しますね。まずは「一般NISA」です。「一般NISA」で買える商品は、株式や投資信託など幅広い商品が購入できます。ただし限度額があり年間120万円までです。投資期間も5年間と限定されています。年間120万円で5年間ですので最大600万円まで非課税投資が可能になります。120万円の限度というのは、購入時の金額です。運用中に増えたとしても購入時が120万円以内であれば問題ありません。1年以内であれば、いつでも120万円の枠内で購入可能です。ただしNISAで購入した商品をに途中で売っても枠は復活しません。また未利用分は翌年には繰り越せません。 ○なるほど120万円づつ5年で600万円までが「一般NISA」なんですね。 ええ。そこがポイントですね!ご夫婦でNISAをご利用されれば1200万円まで非課税となります。ご家族単位で考えると結構大きな非課税枠となります。ただ投資可能期間は2023年までとなっており、23年以降は新たなNISAの制度が始まりますので今後の制度変更に注意が必要です。 ○次は「つみたてNISA」ですね! mihoさん「積立」はご存知ですが ○「積立貯金」とか「旅行積立」などは馴染みがありますね。 そうですね。毎月預金口座から定額が引き落とされて計画的にお金を増やす方法ですよね。 ○「積立貯金」の投資バージョンが「つみたてNISA」で、しかも非課税ということですか! そのとおりです!「つみたてNISA」で買える商品は、低コストの商品で長期の積立に適した投資信託のみが対象です。「つみたてNISA」も限度額があり年間40万円までです。投資期間は最長20年間と長いです。年間40万円で20年間ですので最大800万円まで非課税投資が可能になります。ただし継続的に積み立てることが必要です。「つみたてNISA」は一般的には口座引き落としと投資信託の買付が証券会社や銀行が行いますので、毎月自動的に積立できます。積立額は予算に応じて少額でも可能ですので、初めて投資に取り組む方やお若い方などに向いていますね。 ○最後は未成年向けの「ジュニアNISA」ですね 簡単にいうと「一般NISA」のジュニア版です。0歳から19歳の未成年者が対象です。原則としておとうさん・おかあさん等親権者が代理で運用します。限度額は年間80万円までです。投資期間も5年間と限定されています。年間80万円で5年間ですので最大400万円まで非課税投資が可能になります。ただし18歳までは払い出しの制限があります。 ○成人向けのNISAは払い出しの制限があるんですか? それがないんです! 通常、非課税の場合は色々と制限がつくケースが多いのですが、「一般NISA」「つみたてNISA」の場合は払出し制限がありません。例えば「家族で十勝川温泉にいくので一部払い出したい!」という場合も非課税なんです。非課税にも関わらず自由度が高いというのが大きな特徴です。 ○自由に使えながら非課税である「NISA」活用しない手はないですね。 その8「NISAを成功に導くには!」です。 以上 9月に帯広にてカフェコラボセミナーを実施しました。詳しい模様をブログにしていますので御覧ください。→https://hadashi.co.jp/blog/917 9月22日(水)、札幌市中央区の俊カフェにて『今から老後の資金づくりのお話』をいたしました。
雨の中、ほぼ定員の5名様にお越しいただき、なごやかに開催いたしました。 途中、特製デザートのブルーベリーソースのかかった豆乳プリンとドリンクを いただきながら、ご質問にもお応えいたしました。 俊カフェは、詩人、絵本作家、翻訳家の谷川俊太郎さんの大ファンで親交もある古川奈央さんが店主でご本人公認のカフェです。 谷川俊太郎さんの本や音楽、グッズを、飲み物を飲みながら楽しんでいただけて、歴史ある建物でゆったり癒される空間です。 資生館小学校のそばにある俊カフェ、しばし現実から離れたいホッとひといきにもお勧めです。 俊カフェ公式フェイスブック→ https://www.facebook.com/shun.T.cafe/ カフェの雰囲気も相まって、参加のみなさんと打ち解けることができました。 講座後のアンケートには「投資がどういうものかわかった」「久しぶりにセミナーに参加し、改めて将来のために投資することが必要と実感、貴重な時間でした」など など嬉しいご感想をいただきました。 今後も、今回ご参加の皆さま全員と、ともにあゆませていただきます。(o^―^o) (千田) 9月17日(金)帯広のつがハウスNOBU KITCHEN Cafeにて『今から老後の資金づくりのお話』を開催、14名様がご参加くださいました。
当初札幌から講師が伺う予定でしたが、緊急事態宣言下、急遽会場にスクリーンをご準備いただきZOOM開催とさせていただきました。こちらのカフェは 料理家栂安信子先生のカフェです。カフェのHP→ https://nobukitchencafe.jimdofree.com/ 帯広市内でもご存じのかたも多い『つがやす歯科医院』の取り組みのひとつ、『治し、癒し、予防して、楽しく食べる』ことの『食べる』ということに重きを置き運営されています。 とかち観光大使でもある信子先生は、十勝の食材を使い健康で楽しく食べながら免疫力を高めることで予防と回復できるよう、大人の食育の場として地域に根差した活動をされ雑誌にも取り上げられています。 大注目の薬膳茶(陸別町日向さんの茶葉と信子先生のコラボで発売中)とお土産にごぼうのシフォンケーキ(本別町三井さんのアクの少ないごぼう)さらにおからクッキーがあり、参加のかたもとても喜ばれていました。 講座後のアンケートは、「とても興味がある」、「投資を考えていたタイミングで相談したい」などのご回答もあった一方、「少しむづかしい銀行との比較が知りたい」というご意見もいただき、今後の参考にしたいと思います。もう少し具体的なお話をお聞きしたかったという方もいらして、具体的な内容は、お客様のお話をお聞きしながらご希望のあった方々へ個別でお応えしていきたいと考えております。 今回は初のZOOM開催イベントでしたが、つがハウスの皆さまのご協力いただき、無事に開催することができました。 弊社でも、幅広いの地域でのZOOM開催の発信に繋がる講座でした。 コロナが落ち着いたら個人的にとてもNOBUKITCHEN Cafeにお食事に行きたい千田でした!(素晴らしいお食事提供なのでぜひHPご覧ください(⌒∇⌒)) (千田) |
![]() 資産形成のことや日々の出来事、思うこと等、お知らせなどを徒然なるままに綴ります。
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4 月 2022
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