1.気になる暮らしのマネーワード「NISAが変わる」
○今週の気になる暮らしのマネーワード何ですか? 「NISAが変わるです」です。 ○岸田さんの所得倍増計画の目玉が「NISAの拡充」ですね。 2014年からイギリスのISAを手本に少額投資非課税制度「NISA」が始まりました。その制度が改正され、今は「つみたてNISA」「一般NISA」「ジュニアNISA」の3本立てになりました。現在の口座数は1800万口座と国民レベルで考えると道半ばという状態です。改正のたびに複雑になりわかりにくくなってきているのも事実です。 ○NISAはどのように変わるのですか? 現時点では金融庁が提出している案という段階です。最終的には財務省との協議で決まりますので決定ではないので、こう変わりそうというお話をします。 ○予告ですね。 そうです。いくつかポイントがあるので順番にお話しますね。 ○1つ目はなんですか? 現在3種類あるNISAは新NISAでは一本化の方向で議論が進んでいます。 ○わかりやすくなりそうですね。 2つ目はNISA制度の恒久化です。今までのNISAには行っての年までしか使えないという制限付きだったんですが、今後はずっと使えるようになりそうです。そして非課税期間も無期限にするよう議論が進んでいます。同時に限度枠の拡大も議論されています。今はつみたてNISAで800万円の枠でしたが今後は拡大しそうです。 ○それはいいですね。 そして最後に対象年齢が未成年まで拡大することも議論されています ○ジュニアNISAは来年で終了と聞いていましたのでそれは朗報ですね。 新NISAでは生涯にわたって利用できる魅力的な制度になりそうですので、楽しみですね! 2.「おひとりさまの老後・終活について考える」 ○いよいよ資産形成が暮らしに溶け込む時代がやってきそうですね。今日は「おひとり様の老後・終活について考える」ですが、なぜ「おひとりさま」なんですか? 以前「マネーワード」でもお伝えしましたが、おひとり様が今後高いペースで増えて行きます。おふたり様であってもパートナーと死別した場合はおひとり様になってしまうケースも考えられます。 ○おひとり様の場合の老後はどんなことに備える必要があるのですか? 例えば生命保険の場合、保険会社の多くは受取人は2親等以内の親族と決められています。ご自身が高齢化した時点で受取人がいなくなるケースなどです。 ○その場合どうなるんですか? 保険会社によって対応が違うのですが多くの場合は解約せざる得ないということになります。 ○それは困った話ですね。 そもそも保険が必要なのかを見直すタイミングがあったはずでしたが、何となく続けてしまっているというケースは多いはずです。おひとり様の保険は受取人がご自身のもの、例えば医療保険・介護保険、解約したときにお金が戻ってくるものを中心に組み立て直すと良いでしょう。 ○そこは早めの見直しが必要だったんですね。他にはどんなことがあるんですか? 例えば介護施設に入る場合や入院する場合に身元保証をを要求される場合があります。 ○それは何ですが 利用料や医療費の支払いの保証、万一なくなった場合の引受など通常は身元保証人として親族が引き受けるものです。 ○近くに親族がいないケースなどは考えられますね。 また、御本人が亡くなられたあと、お葬式はどうするのか?お墓はどうするのか?家の整理はどうするのか?など色々やらなければならないことが多いんです。 ○そういう場合に備えてどうすれば良いのですか? 意思表示をしておくことが大切です。事前に頼める人、親族や友人などに具体的にお願いしておくことが一案です。ただしお金がどうしても絡む話になりますので、任意後見や死後事務委任という形で契約を結ぶなど対応が必要になります。ただ「親族や友人と契約を結ぶのはどうも?」という場合が多いと思います。 その場合は、弁護士・司法書士・行政書士なと契約を結ぶ、または信託銀行にはおひとり様信託というパッケージ商品もあるので、それを活用することも可能です。親族・友人以外と契約することは、それなりの費用がかかるのも事実です。 ○元気なうちに準備をすることが大切なんですね。 そうですね。どうしたいのかを明確にして文章にして残しておく、第三者に依頼する場合はお金の問題も絡むので契約書を締結して頼まれた人が動きやすい様にするなど一定の配慮が必要です。またおひとり様の不動産や家賃や資産につても元気なうちに対応が必要な部分が多々あります。この話は次回にお話しします。 ○わかりました。次回は「おひとり様の老後・就活について考える(その2)」をお届けします。 以上
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