●気になる暮らしのマネーワード「生物学的年齢(Biology age)」
○今週の気になる暮らしのマネーワードは何ですか? 「生物学的年齢(Biology age)」です。通常「年齢」は生きてきた年数を表わしますが、人は異なる速度で老化するということがわかっていて、その測定方法が研究されているのです。 ○確かに年齢を聞くとびっくりする人はいますよね。実際の年齢より若く見える人、逆に見える人もいらっしゃいますね。 実際に、見た目は50歳だけど、年齢を聞くと60歳であったりとかありますよね。それを測定する方法が研究されているんです。 ○どんな方法で測定するんですか? 目です。眼球をスキャンする方法で測定するというものです。眼球にある水晶体は再生しない器官で、スキャンで読み取れるタンパク質を含んでいます。それを覗くと年輪のように変化を読み取ることができるそうです。将来的には、医師が患者の網膜をスキャンするだけで生物学的年齢を特定できるようになるかもしれないそうです。 ○でもその「生物学的年齢」はどんな時に役に立つんですか? 例えば、「加齢ペースの速い人は若いうちからがん検査が必要」などです。また75歳以上の自動車免許の更新実技講習が義務化されるそうですが、一律に75歳ではなくこの「生物学的年齢」によって判断されるということがあっても良いかもしれません。 ○それは興味深いですねー。 ○では今日のメインテーマは「目指せFIRE(実践編)」ですね。前回放送では「FIRE」はバブリーとは程遠く自由を得るためのツールであり、暮らしはミニマリスト、若い世代に目指している方が多いというお話でした。実践編ということで「FIRE」は何を目指すのでしょうか? 「FIRE」でよく言われるのは、「4%ルール」です。具体的には年間支出の25倍を投資に回し、年利4%で運用することを目標にして、運用成果を取り崩し生活費に充てるというものです。 ○例えば、年間の生活費が200万円の方の場合であれば「FIRE」するにはいくらを投資に回す必要があるのですか? 年間の生活費が200万円の場合は25倍ですので5000万円を運用に回す計算になります。5000万円から年利4%の運用益は200万円丁度となりますので、運用額5000万円を減らすことなく生活費が捻出できる計算になります。運用額5000万円が減らない限りは200万円は永遠に抽出できる形になります。 ○では生活費が300万円の場合は? 年間の生活費が300万円の場合は25倍ですので7500万円を運用に回す計算になります。7500万円から年利4%の運用益は300万円ですね。 ○なんとなくはイメージできるんですが、運用額をつくりあげるのが大変そうですね。 全く不可能ではありません。例えば年収500万円の方で生活費が年200万円の場合は、残り300万円を全て運用に回し、仮に4%で運用できたとすると11年で5000万円に到達します。 ○300万円を毎年運用に回すのはなかなか大変ですよね 「FIREを目指すぞ」といっても、運用資産をしっかり作り上げるには、相応の忍耐が必要ということになります。 ○FIREを目指すには覚悟と忍耐が必要なんですね。 そうなんです。独身の場合であれば、その覚悟と忍耐はお一人で決めればよいのですが、カップルの場合であればご夫婦の同意が必要ですし、将来的な価値観の一致も必要かと思います。またお子さんがいらっしゃる場合は教育費なども別途見積もる必要が出てきますね。 ○おっしゃるとおりです。せっかく5000万円到達したのに、生活費として200万円を使うミニマリスト的な暮らしは少しアンバランスな感じもしますね。 北海道での暮らし、十勝での暮らしは、都市部と比較すると生活費の部分を低く抑えることができますのである意味FIREを目指し易い地域であるとも言えます。また生活費全てをFIREで賄うのではなく、FIRE的な考え方を生活に取り入れる「プチFIRE」であれば多くの方が実践できると思います。次回は応用編として「プチFIRE」のお話をしたいと思います。 ○次回も楽しみです!次回7月1日は「目指せFIRE!(応用編)」をお送りいたします。 【オンラインセミナー】 「やっぱりママの笑顔がイチバン!アナタのもやもや不安解消します!」 6月23日(木)20時〜21時 「女性限定!よく頑張った公務員・看護師スペシャルまもなく退職金額がしっかり見えてきた女性限定。 え?どゆこと? ねんきん定期便の受給額、少なくない??? 65歳から、私、どうしよう」 6月27日(月)20時〜21時 「投資の基本を学ぶ(4回シリーズ)」 投資を始めてみたが、基本がよくわからないという方向けの講座です。 1回目:投資の基本について (資産運用とは、リスクとリターン、どんな金融商品があるの、具体的な手順) 6月29日(水)18時~19時30分 「はたらく女性限定~缶チューハイ片手にお疲れ様!~もうすぐ休みだ!木曜夜にゆるゆるお金の話しますか。飲みすぎ注意の1時間 世間話付き お金に関する全般について」 6月30日(木)20時〜21時 詳細・申込みはコチラ ※参加希望者はHPより申込ください。後日IDとパスワードをメール致します。
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●気になる暮らしのマネーワード「コロナと入院給付金」 ○今週の気になる暮らしのマネーワードは何ですか? 「コロナと入院給付金」です。実は私も4月下旬にコロナに感染しまして、ワクチンのお陰で重症化しなかったのですが、10日間自宅療養ということになりました。 ○そうだったんですか?それは大変な思いをされたんですね。なかなか新型コロナウィルス感染が収まりません。 「軽症者等」については、病院ではなく、宿泊施設や自宅等で安静・療養を行ういわゆる「自宅療養」される方が多いですよね。 ○私も医療保険に加入してますが、その場合入院扱いとして入院給付されるんですか? 保険会社の多くが2020年よりコロナに限り入院給付金の支払対象としていますので、払われる可能性が高いです。 ○そうなんですね。でも「宿泊・自宅療養」だと入院しているわけではないので病院から証明書は出ないですよね。 保健所から療養証明書が発行されるんです。みなさんが民間の医療保険に加入されている場合、多くの保険が入院給付金の支払い対象となっていますから、保険会社に確認して請求をすることが可能ですよ。 ○「宿泊・自宅療養」の場合、10日程度と療養期間が長いですから、それは助かりますね。 特に自宅療養の場合は家族に負担をかけるので金銭的な保障があると助かります。 ○でも、最近は「みなし陽性」が増えていますがこの場合はどうですか? 「みなし陽性」でも医師がコロナ陽性と判断する仕組みですので、「宿泊・自宅療養の証明書」を発行することが可能です。 ○感染しないことが一番ですが、自分がどんな医療保険に入っているのか事前に確認したほうがよいですね。 ●第6回のメインテーマは「目指せFIRE!(基礎編)」です。 そうです。FIREについて興味のある方も増えてきたと思いますので、基礎編・実践編・応用編ということで3回に分けてお話したいと思います。 ○それは楽しみです。そもそも「FIRE」ってなんですか? アメリカを中心に始まった「FIRE(Financial Independence, Retire Early 経済的独立、早期退職)ムーブメント」は、資産運用や貯蓄などを活用し経済的自立の目処をつけ早期退職をすることなんですが、これが4年ほど前から一大ブームとなり、日本でも広く知られるようになったんです。 ○資産運用で早期退職なんて、なにやらバブリーですね。 それが「FIRE」はバブリーとは程遠いんです。目指すところは会社や国家、家庭などに左右されずに自分の人生を選択できることなんです。そのためには経済的独立が必須で、世界中の多くの若者たちが倹約と資産運用によって「自由な人生」を手に入れようとしている。ですので暮らしはミニマリストという方が多いんです。 ○運用しながら悠々自適というイメージでもないんですね。 「FIRE」は1992年にアメリカで出版された「お金か人生か」という本が先駆けなんです。その内容は、多ければ多いほど幸せという消費中心の文化から自分を解放し、お金をかけずに豊かな人生を送る方法を一人一人が模索するというものなんです。具体的にはお金のために自分の限りある時間を差し出すのではなく、毎日の生活を倹約することで人生の自由を買っていると考えようということなんです。 ○深い話ですね。 例えば車を新しいのに買い換えようとします。「その新しい車を買うために人生の何年分を費やすことになるのかを考えてみれば、その何年分の人生を費やすことに果たして意味があるのか?」と考えると、ある人にとってはイエスであり、またある人にとってはノーということになります。 ○お金を稼ぐために、多くの時間を仕事に費やす、仕事をしてきた明かしとして買い物をする。時には仕事のストレス解消のためお金を使う、確かにそう考えると無限ループに陥りそうですね。 そうなんです。人生には楽しいことや大切なことがもっとたくさんあるはず、お金を稼ぐために仕事をすることで、大切なことを見て見ぬふりをしていませんか?ということを問いかけているのです。 ○「FIRE」はライフスタイルを大きく変えるためのツールなんですね。 この話を聞くとリタイヤ世代よりも若い人たちがこのFIREに魅了されるのもわかるかと思います。次回はどのような方法でFIREするのかを少しずつお話していきたいと思います。 ○おっしゃる通りです。次回が楽しみです! |
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