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先日、12/17は帯広のつがハウスにて「老後の資金づくりのお話」セミナーを開催!寒い中、駆けつけてくださった皆さんからいろいろご質問もあり、札幌からご相談にお応えしていくことになりました。繋がることを大切に長いおつきあいさせていただきたいです。料理家栂安信子先生のデザート三種のうちひとつ選んで特製薬膳茶付きの無料セミナー。
翌日18日は帯広FM-JAGAで隔週金曜日にマネーのコーナー担当の砂川より教育資金づくりのお話が帯広駅前リッチモンドホテルで開かれラジオを聴いてご参加されたかたもいらっしゃいました!今後とも十勝近郊の皆様ともたくさんお会いしたいです。 (千田) その12、「イデコでどんな商品を選ぶ?」です。
○前回は、イデコは個人型、他に企業型の確定拠出年金がありその違いについてお話しを聞きました。リスナーの皆さんも、「イデコとNISAどっちがいいの?それとも両方とも始めるべきなの?」と思っている方多いと思います。砂川さんどちらがいいんですか? イデコとNISAのどちらか又は両方やるべきかどうかを考える場合、使い勝手と優先順位で考えていきます。例えば20代のカップルの場合、老後の準備よりもマイホームやお子様の教育資金準備のほうが優先順位は高いですよね。ですから優先順位高いものから準備を進めていくことになります。 イデコは60歳以降にならなければ引き出しができない使い勝手の面では、自由度が低い方法ですから引き出しに制限のないNISAを優先すべきという形になります。 ○なるほど!では子育ての終わった50代の方々はどうでしょう もう既にお子さんも独り立ちの目処が立ち、今後の優先順位は老後の資金確保が最も優先順位が高いはずです。そして65歳という年齢はそう遠くない未来です。使い勝手の面でも特に問題ないです。イデコを利用するメリットは十分ありますね。 ○イデコを利用する場合はライフイベントの優先順位を考え、他に優先するものがあればNISAの活用を中心に、余裕があればイデコも活用、老後の準備が優先順位が最も高い場合はイデコを中心に考え、余裕があればNISAも活用するといった考え方でいいんですね。 そうですね。それでよいかと思います。ただ老後の準備についてはNISAとイデコを併用しても十分とは言えません。NISAとイデコと税制面のメリットはないですが枠以外のの運用手法も考慮すべきです。 ○わかりました。では本題の「イデコはどんな商品で運用すればよいか?」ですが、どう考えたら良いでしょうか まずイデコで投資できる商品ですが、どこの会社でも同じような商品構成になっています。 1.元本確保型 2.債券型 3.株式型 4.バランス型 債券と株式は国内と海外投資に分かれます。バランス型は初めから債券や株式などが決まられた割合で組み込まれたものです。 ○イデコには元本確保型もあるのですね。安心ですね。 いえいえ、そうは言えないんです!以前もお話したとおりイデコは手数料が取られます。元本確保型は減ることはないですが増えることもないので手数料分だけ確実にマイナスです。あるのはイデコに掛けた金額分の所得控除と引き出し時の控除だけになります。例えば税制面のメリットがない専業主婦の方がイデコで元本確保型で運用しても手数料分だけマイナスになってしまいます。 企業型でもそうなんですが、投資経験のない方を中心に選びがちなのは、この元本確保型。これを選ぶとメリットが税制面のみに限られるので、ご自身がどの程度税制面のメリットを受けるのか確認した上で選択する必要があります。 ○一見良さそうなものでも、じっくり検討する必要がありますね。砂川さんであればどんなアドバイスをしているのですか? 投資経験のある方には、株式型一本で、投資対象は世界に分散されたものとなります。 ○株式型一択ですか?リスキーな感じがします。 資産を増やすための近道は、 1.わかりやすくシンプルに投資する。 2.適度に分散させる。 3.それをひたすら続ける。 です。 イデコは60歳まで解約できないのですが、先程はここはデメリットです。とお話しましたが続けるという側面では逆にこの不自由さが大きなメリットになります。「じっくり腰を据えて」投資に取り組みことができるわけです。 株式投資でも例えばアメリカが成長しているからアメリカの株式に投資しようと考えても、例えば3年後の大統領選挙でトランプさんが復活となった場合、どうしようかと考えてしまうかもしれません。世界に投資をするのであれば途中でやめる理由はかなり限定されるはずです。イデコのように「じっくり腰を据えて」投資を続けるには最適ですね。また低金利のこの時代に企業の成長に投資をすることが最も合理的な判断と言えると思います。この手法を淡々と続けていくと老後の資金を増やすことになると思います。 ○ありがとうございます。次回は「初めてみる?投資の勉強法」をお送りいたします。
今年収穫されたばかりの本別町の小豆 ガスでコトコト お砂糖どっぷり入れたくなくて 今回、『発酵あんこ』に初挑戦 途中から炊飯器の出番、10時間の保温 お砂糖不使用 夜中に出来てお味見したら やさしい甘さ (千田) その11「イデコと企業型どちらがいいの?」
○前回までは年金は3階建てで、1,2階が公的年金。3階にイデコをはじめとする確定拠出年金があり、イデコは個人型、他に企業型の確定拠出年金があるというお話でした。今日はその違いについてお話しいただきます。 まずは企業型確定拠出年金=企業型DCについて、お話をします。加入可能な方はサラリーマンまたは役員で、お勤め先に企業型DCがある方のみが対象です。勤め先に企業型DCのない方・自営業の方、公務員、専業主婦などはイデコの加入対象となります。 ○ お勤め先に企業型DCがあるサラリーマンのみが対象であれば、対象となる方は限られますね。 そうですね。企業型DCは、企業が掛金を毎月積み立てし、従業員が自ら年金資産の運用を行う制度です。企業型DCは、従業員が自動的に加入する場合と、企業型DCに加入するかどうかを選択できる場合があります。加入しないことを選択した場合は給与に掛け金が上乗せされます。ただし給与が増える分所得税・住民税や社会保険料が上がりますので注意が必要です。 ○会社が掛け金を出してくれるのであれば、何かお得な気がしますね。どうやってもらうんですか? 積み立ててきた年金資産を退職金として一括で、もしくは年金の形式で受け取ります。ただし、原則60歳まで引き出すことはできません。 ○もし、会社をやめた場合はどうなるんですか? その場合はイデコとして続けることができます。または再就職先に企業型DCがある場合は、そちらに移すことが可能です。 ○企業で積み立てた年金を持ち運びできるのは便利ですね。企業型DCのメリットは何ですか? 企業型DCは自分で運用商品を選択しますが、運用したときの運用益が非課税になります。そして受け取るとき、退職所得控除、公的年金等控除の対象になります。サリーマンの方でお勤め先に企業型DCがある場合は、イデコよりもこちらに加入するほうが有利です。 ○勤め先に企業型DCのない方・自営業の方、公務員、専業主婦などが対象のイデコの場合はどうですか? 個人がご自身の意思でイデコに加入、毎月積み立てし、自ら年金資産の運用を行う制度です。受け取り方も積み立ててきた年金資産を退職金として一括で、もしくは年金の形式で受け取ります。ただし、原則60歳まで引き出すことはできません。 ○イデコのメリットは何ですか? 自分で拠出する場合、掛金は全額所得控除となり、所得税と住民税の負担が軽減されます。利息・配当・売却益などの運用益は全額非課税、年金または一時金を受取るときも各種控除が適用されるのは企業型DCと一緒です。特に所得控除は生命保険料控除や医療費控除のように、支払った金額のうち一定金額までしか差し引くことのできないものではなく、所得から全額差し引くことができることが大きなメリットですね。 ○イデコで注意すべき点はありますか? イデコは口座管理手数料および信託報酬が毎月かかりますが、こうしたランニングコストが自己負担になります。企業型DCの場合は企業が負担しています。また専業主婦の場合はもともと所得税や住民税を支払っていないことが多いですので、所得控除の効果はゼロとなります。それでも自分の退職金作りという意味では大きな意義がありますね。 ○ありがとうございます。次回12月17日は「イデコで、どんな商品を選ぶ?」をお送りいたします。 [帯広で12月にセミナーを開催します] 2本立てのセミナーです。 12月17日「老後の資金づくりのお話@帯広」 12月18日「教育費無償化で変わる!教育資金づくりのお話@帯広」 ご興味のある方はぜひご参加下さい。ホームページから申し込みできます! リンク先はこちら⇒帯広セミナー |
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6 月 2022
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