●気になる暮らしのマネーワード「コロナと入院給付金」 ○今週の気になる暮らしのマネーワードは何ですか? 「コロナと入院給付金」です。実は私も4月下旬にコロナに感染しまして、ワクチンのお陰で重症化しなかったのですが、10日間自宅療養ということになりました。 ○そうだったんですか?それは大変な思いをされたんですね。なかなか新型コロナウィルス感染が収まりません。 「軽症者等」については、病院ではなく、宿泊施設や自宅等で安静・療養を行ういわゆる「自宅療養」される方が多いですよね。 ○私も医療保険に加入してますが、その場合入院扱いとして入院給付されるんですか? 保険会社の多くが2020年よりコロナに限り入院給付金の支払対象としていますので、払われる可能性が高いです。 ○そうなんですね。でも「宿泊・自宅療養」だと入院しているわけではないので病院から証明書は出ないですよね。 保健所から療養証明書が発行されるんです。みなさんが民間の医療保険に加入されている場合、多くの保険が入院給付金の支払い対象となっていますから、保険会社に確認して請求をすることが可能ですよ。 ○「宿泊・自宅療養」の場合、10日程度と療養期間が長いですから、それは助かりますね。 特に自宅療養の場合は家族に負担をかけるので金銭的な保障があると助かります。 ○でも、最近は「みなし陽性」が増えていますがこの場合はどうですか? 「みなし陽性」でも医師がコロナ陽性と判断する仕組みですので、「宿泊・自宅療養の証明書」を発行することが可能です。 ○感染しないことが一番ですが、自分がどんな医療保険に入っているのか事前に確認したほうがよいですね。 ●第6回のメインテーマは「目指せFIRE!(基礎編)」です。 そうです。FIREについて興味のある方も増えてきたと思いますので、基礎編・実践編・応用編ということで3回に分けてお話したいと思います。 ○それは楽しみです。そもそも「FIRE」ってなんですか? アメリカを中心に始まった「FIRE(Financial Independence, Retire Early 経済的独立、早期退職)ムーブメント」は、資産運用や貯蓄などを活用し経済的自立の目処をつけ早期退職をすることなんですが、これが4年ほど前から一大ブームとなり、日本でも広く知られるようになったんです。 ○資産運用で早期退職なんて、なにやらバブリーですね。 それが「FIRE」はバブリーとは程遠いんです。目指すところは会社や国家、家庭などに左右されずに自分の人生を選択できることなんです。そのためには経済的独立が必須で、世界中の多くの若者たちが倹約と資産運用によって「自由な人生」を手に入れようとしている。ですので暮らしはミニマリストという方が多いんです。 ○運用しながら悠々自適というイメージでもないんですね。 「FIRE」は1992年にアメリカで出版された「お金か人生か」という本が先駆けなんです。その内容は、多ければ多いほど幸せという消費中心の文化から自分を解放し、お金をかけずに豊かな人生を送る方法を一人一人が模索するというものなんです。具体的にはお金のために自分の限りある時間を差し出すのではなく、毎日の生活を倹約することで人生の自由を買っていると考えようということなんです。 ○深い話ですね。 例えば車を新しいのに買い換えようとします。「その新しい車を買うために人生の何年分を費やすことになるのかを考えてみれば、その何年分の人生を費やすことに果たして意味があるのか?」と考えると、ある人にとってはイエスであり、またある人にとってはノーということになります。 ○お金を稼ぐために、多くの時間を仕事に費やす、仕事をしてきた明かしとして買い物をする。時には仕事のストレス解消のためお金を使う、確かにそう考えると無限ループに陥りそうですね。 そうなんです。人生には楽しいことや大切なことがもっとたくさんあるはず、お金を稼ぐために仕事をすることで、大切なことを見て見ぬふりをしていませんか?ということを問いかけているのです。 ○「FIRE」はライフスタイルを大きく変えるためのツールなんですね。 この話を聞くとリタイヤ世代よりも若い人たちがこのFIREに魅了されるのもわかるかと思います。次回はどのような方法でFIREするのかを少しずつお話していきたいと思います。 ○おっしゃる通りです。次回が楽しみです!
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