○今週の気になる暮らしのマネーワード何ですか?
「電力不足」です。北海道にも7月から9月まで無理のない範囲で省エネ・節電要請が出ています。 ○電力不足って一体何が起こっているんでしょう? 「発電所を増やせば」って誰もが考えると思うんですが、そう簡単ではないようです。今は石炭・天然ガスの火力発電所が7割を占めています。政府は2050年までにCO2排出量実質ゼロを目指しているので火力発電所を増やすわけにはいかないんです。 ○ではエコな太陽光発電はどうなんですか? 日本は山が多く、新たに設置できる場所が限られているんです。また夜や雪の降る冬の発電量が限られます。 ○風力発電はどうなんですか? 今洋上風力発電が政府主導で動き始めているんですが、本格稼働するのは2030年と発電が始めるまで時間がかかりそうなんです。残るは原発ですが東日本大震災以降は規制基準が厳格化され今動いているのは3基だけです。 ○八方塞がりなんですね。 特に心配なのが今年の冬なんです。冬になると暖房の使用量がアップし、太陽光パネルも稼働率が低下、そして天然ガスについてはヨーロッパや日本はロシアから個別契約で天然ガスを購入していましたが、代替として天然ガス市場から購入する必要が出てきます。価格の上昇と奪い合いになる可能性もあります。節電要請は冬のほうが本格化する可能性が高く、電力不足は今年だけではなく当面続きそうなんです。 2.「目指せFIRE!(実践編)」 ○今日はメインテーマは「目指せFIRE(実践編)「収入を増やすには」」ですね。前回放送では「プチFIRE」ということでFIREも働くことを加えることで柔軟に対応できるようになるということ、そしてFIREするには「収入」「生活費」「資産運用」の3大要素を検討することが大切とのお話でした。 本日は「収入」について考えてみます。まずは現状を把握することから始めましょう。mihoさん学校を卒業してから今までどの位稼がれましたか? ○「え!」月々の給料や年収は考えたことはありますが、仕事を始めてから今までの収入の合計ですか?考えてみたことないです! もし通帳や給与明細を残してある方なら、過去の収入がわかるはずです。記憶ベースでも良いですからいくら位給料をもらっていたか思い出します。 例えば仕事を始めてから5年位は手取り給与は18万くらいだったなと思いました頂くと、あなたの最初の5年間の収入をざっくりベースで把握できます。 18万円X12ヶ月=216万円が手取り年収ですね。これが5年間続いていれば、216万円X5年間=1080万円が働き始めてから5年間の収入になりますね。 ○なるほど 20年間働いた人が、最初の5年が18万円の月給、次の5年が25万円の月給、次の5年が30万円の月給、直近5年の月給が35万円とした場合、20年間での総収入は6480万円になります。 ○まとめて考えると結構な収入になるんですね! ここからがポイントです。残ったもの(資産)について考えます。これは現時点での銀行の通帳の残高、定期預金などあればこれも加えます。積立や投資、そして年金やなども加えます。その他に家や車そして家具など実物資産も金額に換算して加えます。この合計額があなたの資産になります。 ○なるほど、なるほど。 ここから住宅ローンや車のローンがあればローン残高を差し引きます。あなたの資産からローン残高を差し引いた額が、あなたの純資産ということになります。総収入から純資産を差し引いた額が、あなたが今まで支出した金額になります。 ○全体が把握できるんですね。先程の例だと20年働いて収入6480万円の方が、純資産は定期預金と預金で500万円だけだとすると6000万円使ったことになるんですね。それは何とかならなかったのかと反省しそうです。 そうなんです。多くの方が月単位で収入と支出を考えてしまうので、純資産までお金が回らないんですね。たとえば20年間で毎月3万円づつ積み立てると720万円になります。これを仮に利回り5%の商品で運用しながら積み立てると1200万円にハネ上がるんです。ちいさな努力に見えますが20年という時間軸で考えると大きなものなんです。 ○収入と支出を月単位ではなく、もっと大きな単位で考えることが大切なんですね。 そのとおりです。将来の計画につても同じように現状を踏まえ大きな単位で考えることが大切です。「収入を増やすには」もう少しお話がありますので次回その2で続きをお話します。 以上
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