今回のテーマは「NISAを成功に導くには!」
○「NISA」については過去2回で「どこがお得なのか?」「どんな仕組みなのか?」というお話をお聞きしました。さて今日はNISAの実践法についてお聞きしたいと思います。 今までお話したことを振り返ると、お得の正体は「株や投資信託の儲け」が非課税になる仕組みのこと。そして3種類の「NISA」があり、成人向けの「一般NISA」と「つみたてNISA」、そして未成年向けの「ジュニアNISA」があることをお話しましたね。 そしてNISAは非課税にも関わらず制限が少なく自由度が高いというお話をしましたね。 ○ 今日はいよいよ皆さんがNISAをどう活用したら良いのかをお聞きできるのですね! そうです。今日はNISAの実践法をお伝えします。NISAはお得に資産運用ができる箱にすぎません。箱の中に運用商品を入れなければお得にはなりません。箱の中の商品はご自身が選んで頂く形になります。 ○NISAは箱なんですね。私の場合だと成人向けの「一般NISA」と「つみたてNISA」という2つの箱がありましたね。まずはどちらを選んだら良いですか? mihoさん、そうです!とても良いポイントに気づかれましたね。成人の方は「一般NISA」と「つみたてNISA」のどちらかを選択することがまず必要です。「一般NISA」は1年で利用できる非課税枠が120万円で5年で600万円。「つみたてNISA」は1年で利用できる非課税枠が40万円で20年で800万円でしたね。「つみたてNISA」の場合は枠を埋めるのに20年掛かります。 ○ということは「つみたてNISA」の場合は800万円という枠を埋めるのに20年という時間が必要ですね。 おっしゃるとおりです。資産運用で増やした金額をどこかで使うわけですから「つみたてNISA」の場合はご自身の20年後をゴールをイメージすることが大切になります。もちろん「つみたてNISA」は20年間解約できないことはありません。例えば5年後に使いたい場合であっても解約は可能です。ただし枠を埋めるのに20年という時間が必要であることがポイントとなります。 ○比較的まだ貯金も少ないお若い方が、20年後をイメージして「つみたてNISA」を活用するなどはぴったりですね。 そうですね。例えばお子様が生まれたので、将来の教育資金として「つみたてNISA」を活用する。将来家を建てるための資金作りとして「つみたてNISA」を活用する。40台の方が老後の資金として「つみたてNISA」を活用する。など考えられますね。もちろん、今はいけないですけど「海外旅行」の資金の積立目的でも大丈夫ですね。 ○積立だと、手元にまとまったお金がなくても始められるので気軽に始められますね。 良いところに気づかれましたね。「つみたてNISA」はその気になればどなたでも始められるハードルの低い仕組みなんですね。「つみたてNISA」の1年で利用できる非課税枠が40万円ですが、全てを埋める必要はありませんので少額から積立も可能です。たとえば月3千円から始めるなど無理のない範囲で取り組めますよ! ○いいですね!資産運用興味があるけど、どう始めたらよいのかわからない方に最適ですね! そうなんです。資産形成を「つみたてNISA」から始める方は非常に多いですよ。先程もお話ししましたが、資産運用・資産形成をするときには「教育資金」とか「住宅購入資金」とか「老後資金」などのゴールを設定し、どのくらいの金額を目標とするのかを明確にすると取り組みやすくなりますよ。 ○ただ「つみたてNISA」の場合、どんな運用商品を箱の中に入れれば良いですか? 「つみたてNISA」の運用商品は証券会社や銀行によって違いますが、いずれも金融庁のお墨付きの投資信託に限られます。20年という長きに渡り成果を上げるにはどうすればよいかですね。以前にもお話しましたが「当て」に行くよりも「はずす」ことを避ける投資を行ったほうが安定した成長が見込まれます。ずばりそれは「世界の株式を丸ごと買う手法」になります。世界の株式市場を丸ごと買うインデックス型投資信託がおすすめです!証券会社や銀行に商品名が違いますが、キーワードとして「世界株式」「インデックス」が入っている投資信託です。 今回は「つみたてNISA」で終わりましたね。12月に「NISAを成功に導くには!その2」として「一般NISA」「ジュニアNISA」の実践法をお話しますね! 次回の放送は10月29日(金)番外編「大きく変わった教育費」です。教育費の無償化が始まり教育費の準備の仕方が大きく変わっています。「どう変わったのか!準備はどうしたらよいのか!」を詳しく解説します。
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