その17「株主優待について知りたい!その2」
○さて今日は「株主優待について知りたい!その2」ですが、前回は株主優待ってどんなものがもらえるのかについて教えてもらいました。株主優待で自社製品の詰め合わせを送ってくる企業。あとは自社製品や店舗で割引を受けることができる企業。そしてクオカードなど送ってくる企業など。そして証券会社で口座を開いてその会社の株を買って株主になることが必要なこと。 また株を保有する株数と時期がポイントなどを教えてもらいました。今回はどんなお話が聞けるのでしょうか? 今日は株主優待の調べ方と選び方の注意点をお話したいと思います。mihoさん株主優待を実施している企業ほどのくらいあると思いますか? ○どれくらいでしょう?200社くらいですか いいえ、約1400社弱なんです ○そんなにたくさんの企業が株主優待実施しているんですね!!!なぜそんなに多いんですか?株主優待を企業が実施するメリットってなんでしょう? 個人投資家に長期で株を保有してほしいので株主優待を実施します。株主優待って日本独特の制度なんです。海外だと品物を配るくらいだったら配当を増やしてという要求のほうが多いんです。長期での保有を促すために長期で保有されている方に優待率をアップする企業もあります。 ○企業にとって株主優待は個人投資家のファンを増やすことが目的なんですね。 そうです。ですので株主優待がお得という選び方だけではなく、応援したい企業であることも選択肢の一つになると思います。 ○応援したい企業の株を長期でもって、おまけに株主優待を得られるのはとてもいい関係ですね。応援したい企業とお客様としてだけでなく株主としてつながる、私達にとっても新しい経験です。 企業にとってみるとお客様の声だけでなく、株主の声も聞きたいわけです。株主になれば株主総会にも参加できますから株主の声を発することもできるんですよ。 ○会社の見え方が随分と変わってきますね。 株主として会社を見ると、その会社の社長さんは、しっかりと仕事をしてくれているのか?もっと他の方法があるのでは?などといつもとは違う目線で会社を見ることができます。その目線はご自身のお仕事などにも、きっと役に立つと思いますよ。 ○なるほど、私達は応援したい企業をどうやって見つけたらいいですか? 一番手軽なのは、口座を開設した証券会社のホームページにはほぼ間違いなく株主優待の特集ページがあるはずです。そこから探すのが一番手軽です。証券会社によっては、お客様の希望の条件で検索、該当企業を簡単に見つけることができます。 ○ネットが苦手な方はどうですか? そうですね。株主優待の本が本屋さんで売っていますので買ってみるのも良いかと思います。注意点としては古い本は避けるということです。株価は日々変わってしまうので本の賞味期限は1年程度と考えたほうが良いです。 あと、株主優待のセミナーに参加するという方法もあります。私達も「北海道で使える株主優待」というセミナーを札幌で開催しています。コロナが落ち着いたら今年は是非帯広で開催したいと思っています。 ○それは楽しみです。是非お願いします。株主優待を選ぶ上での注意点はなにかありますか? 株主優待でせっかく割引券やクーポンをもらっても、使えるお店が近くにない場合は「もらってみたけど、意味がない」という自体になりかねません。ですのでご自身の生活圏のなかで使えるか店があるかどうかを確認してください。 また株式を購入する以上、株価は変動します。購入後に株価が上昇すれば株価も上がり、優待ももらえるという二重の喜びになりますが、株価が下がれば含み損を抱える形となります。せっかくお得な優待をもらっても株価が下がってがっかりという可能性もあるということです。 以上
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